話してみて分かること2012/12/20

今日は平日でしたが,学校の忘年会でした。金曜日は終業式だというのに,大丈夫かな?

久しぶりに泊まりを決め込んでの,気合の入った飲みをしてきました。そして撃沈してきました。2時まで飲んで,6時前に目が覚めて…。もう若くないのかー。

さて,どうしてそんなに飲んだのかというと,副担任の先生と熱くやりあったからです。久しぶりに飲んで感情をむき出しにしてしまいました。

彼と話し合って,分かったことがあります。

自分が大切だと思っていることは,先生が子どもの前にいることだ,ということです。自分でそこまで意識したことはなかったのですが,飲んだ勢いで出てきたからこそ,自分の本音なのだろうと思いました。

彼は音楽科なのですが,「自分の自腹を切ってでもプロの演奏を子どもたちに聴かせたい。そのために自分が仕事を辞めることになってもいい。」と言うのです。

私はそこに噛みつきました。彼に言いました。

「それが本当に子どもたちの幸せか?プロの演奏を聴いて感動したとして,生き方が変わるほどの衝撃があったとして,そのことによって先生がいなくなったとしたら,それで子どもたちは幸せだと思うのか?子どもの幸せというのは,いつも・いつでも・いつまでも,一緒にいてくれる先生がいることなんだ。」

でも分かってくれませんでした。「自分のコネ(昔からの交流)があれば,出演料を相当抑えてもらえるんです!」と言って聞いてくれませんでした。

プロの演奏家になるために1億円かかっているとしても,その演奏を聴くために1億円かかるとしても,そんな「お金」よりも「先生がいる」ことのほうが,子どもたちは幸せだと思います。

教育に対する考え方,価値観,音楽界の金銭感覚,いろいろな問題が錯綜して,お互い意地になって,最後は二人して泣いてました。先輩先生があいだにいてくれたから,何とかその場は治まりましたが…。


こういうことが言い合える先生がいるって幸せだな,なんて目が覚めてから思いました。

私は彼を応援します。

でもやっぱり,先生が子どもの前にいることが,大切だと思います。
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