【建物】i-Smartの見積もりにビビる2014/05/12

さて,昨日の続きです。

一条工務店さんの新しい住宅。屋根が全面ソーラーになっていて売電することで元を取ろうとする家。「i-Smartシリーズ」の見積もりを出してもらいました。

ざっと簡単に言ってしまえば,建物で3000万円前後。土地で1000万円。というところです。

一条工務店さんの場合,部屋の間取りや内装でどうこうと値段は変わらず,とにかく坪数で値段が決まると言われました。

ですので,3パターンの見積もりを出してもらったのですが,床面積に合わせて値段は300万円ずつあがっていきました。



当然,土地の1000万円はとりあえずのものです。実際に1000万円の土地というのはほとんどないことは分かっています。

土地の場合は,これに地盤改良費や上下水道の引き込み代などが積み上げられる可能性があります。

外構費用もこだわりしだいではかかります。それも土地が広ければ広いほどかかることになります。



「i-Smartはだいたい2800万円からなんです。」とおっしゃっていました。

さて,きのうの銀行の住宅ローンの結果からも,建てられないわけではないことがわかります。

4200万円のローンを組んで,毎月毎月返して行けばいいのです。



しかし,私はこの数字を聞いて,ちょっと目が覚めました。

確かに家は建てられます。しかし,それ以外の面ではどうでしょうか?

自分はすでに36歳です。現役で働けるのはあと24年しかありません。再任用や定年の延長などとなったとしても,65歳までの29年間です。

その間に,生まれたばかりの子供を育てていくのに教育費がかかります。夫婦で老後を暮していくための老後の資金も貯めていかなくてはいけません。

もちろん,クルマの買い替えもあるでしょう。たまには家族で海外旅行や国内旅行にも行きたいと思っています。

つまり,家は建てたけれども,他のことは何もできなくなってしまうのではないか,と思ったのです。

それでは何のために家を建てるのか分かりません。




先日伺った中古住宅の販売会場で営業マンさんは,「今は新築で建てた方の半分が,ローンの支払いができなくなって売りに出してしまうんです。」と言っていました。

自分でもその話にはビックリしたのですが,もしかしたら自分もそうなってしまうかもしれません。

単純に,総額4000万円をこれからの25年間のローンで返そうと思ったら,月々16万円です。払えるわけがありません。ローンの期間を延ばすとしても上記のとおり限界があります。



というわけで,一条工務店の「i-Smart」はいい印象だったのですが,私にとっては難しい話だったんだな,と思いました。

いちおうまだ保留にして,担当の営業マンさんには土地探しをしてもらうことにしましたが,一気に熱が冷めた感はあります。

大手のハウスメーカーはだいたいこんな感じでしょうか。一条さんはそこそこの値段だと聞いていたので,他はますます高いのでしょうか。

大手のハウスメーカーではなく,地元密着型の工務店とかのほうがいいのかもしれません。

あらためて,その辺も視野に入れて考え直してみようと思います。

うーむ,家づくりは本当に難しい。

コメント

_ 通りすがりの同年代 ― 2014/06/09 06:55

友人のファイナンシャルプランナーが何時も言っています。
ハウスメーカーは初期費用が高いけれど、地元工務店は維持費が高いと。
結局30年後、50年後に払うお金が変わらないなら、当然居心地の良い家に住みたいよねと。
既に地元工務店や建て売りを購入した人のファイナンシャルプランをするときに口にしたくなるのが、この事だそうです。
もちろんそんな事は言えませんが。。

_ katoo ― 2014/06/09 22:59

コメントありがとうございます。
気に入る土地が見つからず,家づくりはなかなか進まないでいます。
FPにも相談してみたいですね。HMの方は売ってなんぼなので,あくまでも中立の立場の方に話を聞いてみたいですね。
これからも,よく考えてみたいと思います。ご意見,ありがとうございました。

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