「今日の目標」の立て方2013/03/21

明日は修了式です。一年間が終わりました。ホッと一息をつくとともに,自分の一年間の実践を振り返ります。今後も使えることもあるでしょうし,修正すべきこともあると思います。

(1)学級目標を学級経営の中心にする。

ことあるごとに,「あなた方の学級目標はなんですか?」「自分たちが決めた学級目標だよね?」「学級目標を達成するためにどうしたらいいの?」「何をしたら学級目標を達成したって言えるの?」と話をしてきました。

しかも,それを計画的・段階的に推し進めてきました。

1学期は「今日の目標」を生徒(日直)に自由に決めさせました。

2学期からは理由も含めて「今日の目標」を考えさせました。「きのう,移動教室で遅れてしまったので,今日の目標は時間を守るにします。」みたいにです。

3学期は学級目標を意識した「今日の目標」を立てさせました。「学級目標の『ともに励ましあいながら,学習に取り組む。』を達成するために,今日の目標は『分からないところを教え合う』にします。」という感じです。

帰りには理由をつけて評価をさせます。それも日直の仕事です。「今日は休み時間に問題を教え合っていたので,できたと思います。」

生徒たちは,まず一日の目標を立てて生活することに慣れます。やがてどうして目標を立てるのか,つまり学級目標のために今日の目標があることに気が付きます。そして,1年の初めに立てた学級目標=1年の終わりのゴールに向けて,自分たちの生活を維持・向上させていきます。

目標というのは,達成するために立てます。教師もその目標を忘れずに,生徒に果敢に挑戦させていきます。

ただし,いきなり学級目標という大きな目標は達成できません。一日でできる小さな目標をクリアするようにさせます。それを続けることが,実は学級目標を達成したことになるのです。

今年はうまく,それができたと思います。

人事異動する先生へのアドバイス2013/03/22

実を言うと,今年度で現任校を離れる予定です。
(守秘義務がありますから,タイムリーには書いていません。この記事を書いているのは,この4ヶ月後の7月です。)

自分が希望して出ていくわけですが,人事異動は辛いですね。いろいろなものを捨てていく覚悟が必要になります。

例えば,生徒。
1,2年生9名の卒業を見ずに出ていくのは堪らなく辛いものがあります。2年生は去年副担をしていましたし,1年生は今年担任をしていました。だから尚更なのだと思います。

他にも,職場の先生方,整備してきた理科室,自分なりに工夫した教材・教具,進めてきた自主研究・・・。




人事異動のときに,いつも自分に言い聞かせている先輩先生からのアドバイスが2つあります。



「自分が異動すれば,自分よりもっとすごい先生が来てくれるから,大丈夫。」

自分が指導するよりも,もっといい先生が来てくれて,子どもたちの力を伸ばしてくれる,笑顔にしてくれる,幸せにしてくれる。そう思うようにしています。



「自分がこの学校で何かを変えられたと思うなら,大丈夫。」

人事異動をすることで,学校に新しい風を吹かせるなんて言いますが,まさしくその通りです。私たちは学校を変えるために異動してきたのです。小さな変化でも起こせたなら十分でしょう。

私も私なりに,この学校を変えてきたつもりです。例えばICTの活用方法について研究成果を発表しました。自信をもってそれが言えるのならば,思い残すことはないのかもしれません。



最初の学校で,先生方にこのようなアドバイスをいただきました。今まで何回か異動を経験しましたが,その時もずっとこれらが頭から離れませんでした。何回も自分に言い聞かせています。

残り1週間。後悔しないで済むように,精いっぱい勤めあげたいと思います。

DVD「サマーウォーズ」2013/03/23

冬だと言うのに「サマーウォーズ」を観ました。前からずーっと観たかったのですが、なかなか機会がなくて。

クルマのなかでもBGVとして流していたので、何回観たのか分かりませんが、3回以上は再生したと思います。

何となく話は知っていたのですが、十分に面白かったです。

自分も、今ではインターネットのない生活は考えられないし、チャットやゲームなどネットワークを介してやり取りする楽しさも分かります。

反面、アカウントの不正利用やSNSでのトラブル、一企業に個人情報を預ける不安や、一度ネットに書き込んだら必ずどこかにログが残ってしまう怖さも分かります。

散々言われていますが、ネット社会というのは、諸刃の剣なのです。

その最たるものとして描かれたネット世界、それに対抗するアナログなカラテと花札。

笑えるところもありますが、戦いに向けて準備するシーンやカズマの葛藤など、熱くなるような面白いところもありました。

意外と、想像以上に、面白い映画でした。やはり日本のアニメはレベルが高い。

「時をかける少女」なんかも実は観ていないので、観てみたいなと思いました。

Surfaceの衝撃2013/03/24

ヨドバシカメラに行く機会があったので,久しぶりにブラブラしてみました。思いついてLANケーブルやスマホのケース(リラックマの)をポイントで買いました。

そして,Microsoftが最近発売した「Surface」に触れることができました。

正直,Windows8のUI(Metroスタイルとはもう言わないのかな?)の見た目になかなか慣れません。だから,Windows8を積んだパソコンは微妙かなー?と思っていました。

Surfaceについても,「Microsoftが遅れて出したタブレットPCでしょ?」ぐらいの感覚だったのですが,触ってみると「Microsoftがやっと出してくれたタブレットPCだ!」という衝撃に変わってしまいました。

まずはOffice2013(Word,Excel,PowerPoint)がふつうに使えます。今までの資産をそのまま生かせるので,iOSやAndroidのように互換性を心配する必要がありません。

それ以上に,Onenote2013がスイスイ動いたことに感動しました。試しに画像を挿入して,ピンチイン・ピンチアウトしてみました。スムーズです。以前に試したWindows7パソコンとOnenote2010,Wacomタブレットではカクカクだったのですが,SurfaceだとiPadのiBooks並みのスムーズさでした。

なぜそれを試したかといえば,デジタル教科書に求められる性能だからです。十分です。はっきり言ってiPadの優位性はかなり落ちたと思いました。

職員室ではふつうのノートPCでコンテンツ作りなどの作業をして,授業に行くときにはマイクロSDXCカードに保存して,それをSurfaceに挿して持っていけばいいのです。

iPadのように,iFunBoxでコンテンツをGoodReaderのフォルダに入れたり,動画をMP4に変換したりする必要がありません。

おそらく多少の裏技を使えばAppleTVを利用することもできると思いますし,それに代わるものが出てくるはずです。いま自分がiPadでやっていること,やりたいと思っていることがWindowsマシンでできてしまいます。

今のiPadの優位性は,アプリの豊富さと普及率と安全性です(反対にそれがこれからのWindowsタブレットの課題ですが)。

Surfaceはバッテリー性能などまだまだ未知数な部分,解像度やUSB3.0対応などの改良の余地はありますが,なんか勢いで買ってしまいそうでした。

自分のノートPCはWindowsVistaですから,買い替えるとしたらSurface(WindowsRT)になりそうです。今後の発展が非常に楽しみです。

辞令交付2013/03/25

辞令を受けました。

今年度で現任校を離れ,家の近くの学校に異動になります。通勤距離が70kmから7kmになります。

先日,学校の近くで朝早くに交通事故があったのですが,事故原因は居眠り運転だったそうです。私はその横を眠い目をこすりながら通過したあと,「自分がああなっていたかもしれないんだ」と冷や汗を流しました。正直,事故りそうになったことは何回かあったので・・・。一年間よく事故らずに通ったなと思います。

朝,辞令をいただいて,ほかの先生方とともに残留する先生方にあいさつしました。

お昼近くに異動先の学校へ電話して,新しい校長先生とお話ししました。教えてもらった内容は,
 ・2年担任
 ・生徒指導
 ・野球部顧問
 ・学校で一番若い
ということです。

35歳の自分が学校で一番若いということにウケます。いや,引きます。どんだけ高齢化しているのでしょう^^; 自分が担任ですから,副担任の先生は自分より年齢が上ということです。学年主任-担任なのか,担任-副担任なのか,どちらにしても,人間関係うまくやっていかないといけないですね。

野球部なのは不安でもありますが,ちょっと嬉しいです。他の部活動を顧問するよりははるかに居心地がよいです。かつての先生方との関係も復活できるでしょう。

生徒指導というのには驚きました。自分は現職とか研究よりの人間だと思っていましたので。きっと前任の先生が異動なのでしょうね?生徒会,現職(研究)とやってきましたから,自分も生徒指導を担当する年齢になったんだな~と感慨深く思いました。

被災地ならではのややこしい事情があって,実はつぎの学校の理科室はよく知っています。教具や設備から,薬品庫の中まで分かっています。また掃除,片付け,廃棄をしないといけません。はぁ・・・。

人事が100%思い通りになったことはありません。でも,与えられた場所でできることを精一杯やります。

教授に言われた「その場で必要とされる人間になれ」を,次の学校でも実現したいと思います。

友人結婚式のDVDを作る2013/03/26

鍵はフランス語で「bonheur(ボヌール)」なんだそうな
おとといの日曜日,同僚の先生が結婚式を挙げました。今年度はなぜか周りが結婚ラッシュです。って,自分たちも6月に結婚式を挙げたのですが。

日曜日は結婚式,披露宴,二次会と一日を費やしました。キリスト教式の結婚式は久しぶりだったので,新鮮な感じがしました。

ただ,結婚式場は偶然にも前回の友人の結婚式と同じだったので,新鮮味は薄かったです。二次会の場所も同じという,すごい偶然でした。

後で聞いたら,「おもてなし」と「鍵」がテーマだったそうです。席次表や席札に鍵や鍵穴が施されていて,なるほどと思いました。おもてなしの方は,料理のラストに行われたデザートビュッフェのボリュームが証明していました。お腹いっぱいです。



二次会から帰ってきて,一日の写真をセレクションしてDVDを作りました。ラベル印刷もして完成です。

写真は467枚撮ってきました。一枚5秒と考えると,1分で12枚。だいたい15分くらいなら見ていられるだろうと思って,180枚選びました。あとはBGMの長さで枚数を増減したり,BGMのイントロやラストをカットしたりリピートしたりして調整しました。なんだかずいぶんと慣れました。

撮ってきた日のうちにDVDにしてしまい,次の日には本人にプレゼントできました。本人もお嫁さんも家族も,職場のみんなも喜んでくれました。やはり,即時性というのは大切ですね。

「写真屋さんじゃなくて,先生に頼めばよかったな」とご家族が話していたというのを聞いて,嬉しかったです。感動をプレゼントできて良かった。めでたしめでたし。

(一日放置してしまった嫁ちゃんには申し訳ないけど・・・)

一年で一番ドキュメントスキャナを使うとき2013/03/27

年度末の恒例行事です。しかも今回は異動ということで,これまでの書類のほとんどは必要とならないでしょう。そのようなわけで,ファイリングしてあった書類をドキュメントスキャナで取り込んでいます。

再利用する可能性がほぼないと思うものは,いさぎよく処分します。

ドキュメントスキャナにかけるのは次のようなものです。

・思い入れのある書き込みをした書類
 職員会議などで提案するときなど,自分の考えや思いをメモしておくことがあります。そういうのは,生きた言葉なので残すようにします。

・先生方の思いがこもった書類
 現職,文化祭や生徒指導など,先生方が熱い思いで配った文書は,いつか自分が担当したときに利用するかもしれません。

・新しい知見が生まれそうな書類
 中教研や教育事務所などがだす通信など,ちょっと気になることやアイデアや知識が書いてあるものです。

・思い出のある書類
 生徒の作文やプリントなど,いつか思い出にひたることができそうなものです。

・授業で使える書類
 生徒の書いたマインドマップのコピーなど,次に「去年の先輩が書いたやつだよ」と参考にさせるのに使えます。

一日ずーっとドキュメントスキャナ「富士通 ScanSnap S1500」で取り込んでいます。

正直言えば,取り込んだ書類を実際に使うことはほとんどないです。ゆっくり見返すヒマも,思い出にひたるヒマも現場にはありません。でも「捨てても大丈夫」という安心感のために,紙で保管するスペースをなくすために,地道にやっておきます。

自分以外の誰かの役に立つことは,ときどきあります。先日も教頭先生に「○○の出張のときの資料がほしいんだけど」と言われて,紙ではなくてPDFで渡しました。ドキュメントスキャナがあって良かったと思いました。

【プリウスα】グレードはどうしよう?2013/03/28

KENSTYLEもカッコイイよね。
プリウスαを買うことに決めました。色もカーナビも決まりました。つぎの悩みはグレードです。

プリウスαには,GとSの2つがあって,さらにそれらにツーリングセレクションという設定があります。当然,装備と価格に違いがあります。(SにはLセレクションというのもありますが,私にはちょっと不満で,最初から検討に入れません。)

プリウスαの装備と価格設定はむずかしく,GとSツーリングは値段が同じ280万円です。高級感を演出するGか,スポーティさを演出するSツーリングか,悩むところです。両方とればGツーリング300万円になります。

初めに,通常のモデルかスポーツセレクションかですが,主な違いはスポイラーとタイヤです。これでGとGツーリングで20万,SとSツーリングで30万円の差があります。

カタログを見ると,スポイラーは大したことありません。もし着けたいなら社外品のもっとカッコいいのを選びます。

タイヤに関しては,確かに17インチはカッコいいかもしれません。しかし冬タイヤも17インチを履かないといけないので、ますます出費がかさみます。現車アテンザは17インチですが,冬のスタッドレスタイヤは節約の意味もこめて15インチです。

プリウスαは15インチタイヤは履けないそうなので,スタッドレスタイヤはホイールから買い直しです。一年中,16インチを履いていれば,燃費の誤差もないはずです。

というわけで,スポーツセレクションではなく通常モデルに決まりました。

次にGかSかです。主なちがいはハンドル素材、クルーズコントロール,スマートエントリー,インストルメントパネルの素材,ヘッドランプです。

「みんから」を見ていると、Sにしてクルーズコントロールなどの欲しいオプションを取り付けるという方がいらっしゃいます。

昔の自分ならそれも楽しそうと思ったでしょうが、今の自分に余裕はありません。なるべく最初に満足できるようにしておいて、どうしてもというところだけ手を加えようと思います。

というわけで,Gグレードに決まりました。最後まで悩むと思いますが,とりあえず決まりました。

他には、寒冷地仕様、内装色はグレイにしようと思います。だいぶ具体的になりました。前回試乗するために廻った4つのディーラーで,それぞれ見積もりを取ろうと思います。

離任式2013/03/29

午前中は離任式でした。

昨日,学校の荷物をすべてクルマにツッコんだので,もう何も積めないすごい状態です。離任式でいただいた花束も,無理やりにテレビと座席の隙間に入れて,午後年で帰ってきました。

離任式が好きな人はいませんね。切ない。今回は泣くまいと思ったのですが,最後の最後は我慢できませんでした。

誰にも見られたくなかったので,校庭に顔を向けて一人泣きました。

あの子たちと一緒に2年生になりたかった。あの子たちと修学旅行に行きたかった。あの子たちと卒業式を迎えたかった。

最後の最後に,ありえない未来を想像してしまい,切なくなってしまいました。

「悲しみを力に変える。どんな経験でも力に変えることができる。」

おなじく異動する数学の先生がおっしゃった言葉です。今のこの悲しみを力に変えなくてはいけません。

教員は異動するのも仕事です。出会いと別れを演出することで,生徒を強くします。それでもやっぱり,イヤな一日です。

涙を浮かべた子どもたちの顔が目に焼き付いています。

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1年生5人,星を見上げてカシオペア座を見るたびに,君たちを思い出すでしょう。5人で力を合わせて,立派な先輩になり,自分の進路を見つけてほしいと思います。

2年生,恐竜のペーパークラフトを最後に一緒に作りました。恐竜を見るたびに,彼ら彼女らのことを思いだすでしょう。授業をしていて,とても楽しいクラスでした。

3年生,太陽系の惑星の掲示物,生物多様性の掲示物。発展的な学習としてこれらの掲示物を作るのが夢でした。先生の夢を叶えてくれてありがとう。

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夜にもう一度,卒業文集と学級文集を読みました。彼らの健やかな成長を願います。新しくいらっしゃる担任の先生に,私以上の指導と愛情を注いでもらってください。

今日は一日ブルーです。

週が明けたら,新しい職場です。
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