住宅ローン減税はいくらになるのか? ― 2014/10/27
住宅ローン減税について調べました。
とりあえず,家が建った年12月から控除を受けられるので,今年については関係がありません。
焦らなくていいわけですが,このまま調べてみました。
今回の話では,
「すまい給付金」国土交通省より
http://sumai-kyufu.jp/outline/ju_loan/index.html
にお世話になりました。ありがとうございました。
【住宅ローン減税の概要】
① 毎年の住宅ローン残高の1%を10年間、所得税から控除
② 所得税で控除しきれない分は住民税からも一部控除
③ 住宅ローンの借入れを行う個人単位で申請
④ 消費税率の引上げにあわせて大幅に拡充
さて,もう少し具体的に説明すると,
毎年の終わり(12月)の時点での,住宅ローン残高の1%が所得税から控除されて戻ってくるよ。しかも10年間だよ。
1年目は確定申告してもらうけど,2年目からは年末調整で構わないよ。
1年で最大40万円控除されるから,10年間で400万円になるよ。
しかも,所得税を40万円も支払っていないのであれば,住民税も控除するよ。ただそのときは,住民税から最大で13.65万円控除するよ。
という感じです。
ほかの条件もあります。床面積が50m2以上とか,半分以上が居住用だとか,借入期間が10年以上とか,です。
ただ,それら,細かい条件はふつうはクリアすると思います。
逆に年収が足りない方は,「すまい給付金」というのもあります。(すいません,そちらは調べていません。)
上のリンク先にある<住宅ローン減税シミュレーション>というのが,分かりやすいですね。
ただ,あくまでもサンプルです。これをヒントに考えてみました。
昨年度の給与明細をつかって自分の場合をざっと計算してみます。
1年後の住宅ローン残高は,4000万円-120万円=3880万円
その1%が控除されるので,3880万×0.01=38.8万円
最大で38.8万円が控除されます。
さて,昨年度の所得税は約18万円払っていますから,まるまる控除されますね。
さらに住民税は30万円払っています。でもこちらは,最大でも13.65万円しか控除されません。
つまり,18万円+13.65万円=約31万円が控除されます。
これは,住宅ローン減税を目一杯使えているということです。
上の数字は年度でやっていますが,実際には1月~12月で計算しなくてはいけません。
ついでに,少しずつ年収は増えます。つまり,所得税,住民税は増えます。ということは,控除される額も増えます。
反対に,住宅ローン残高は年に120万円ずつ減っていきます。残高の1%までしか控除されません。ということは,控除される額は減ります。
最初は,(所得税+住民税)のほうが小さいので,すべて控除されるわけですが,6~7年後には住宅ローン残高の1%が小さくなるので,すべて控除というわけにはいかなくなります。
エクセルで試算してみたところ,収入が上がらなかった場合,10年間で約309万円控除されます。
最大400万円控除される人は逆にすごいということですね。
さらに思い立って,住宅ローン3500万円の場合で計算してみました。この場合,3~4年後には逆転してしまい,10年間で約280万円の控除を受けることができます。
4000万円借りた場合と比べて,29万円控除額が減ります。
あれ?29万円だけ?
きのうの住宅ローンの利息の計算では,4000万円借りると利息を54万円多く支払うことになっていました。
しかし,4000万円借りると29万円しか多く控除されません。
つまり,4000万円借りると,3500万円借りる時と比べて,25万円多く支払うということです。
でなければ,頭金に入れない500万円を元にして,10年間で25万円以上の運用益を出さなければいけません。
だけど,その500万円で資産運用なんてしないだろうな~。
いや,普通預金はノーリスクで間違いはないからいいんですが。
今回は勉強になりました。契約してしまったので手遅れですが・・・
やっぱり,多く借りることは損だということです。(当たり前か)
そして,銀行員の言葉を鵜呑みにしない。
自分なりにシミュレーションしてみる,ということです。
きのうの計算のとおり,毎月の支払いも1.3万円多くなります。
太陽光発電で収入が増えるとは言っても,どうにも毎月の支払いがきつく感じたら,繰り上げ返済しようと思います。
まぁ,この先何があるか分かりませんから,500万円自由に使えるというのは安心ではあります。そう考えるようにしましょう。
とりあえず,家が建った年12月から控除を受けられるので,今年については関係がありません。
焦らなくていいわけですが,このまま調べてみました。
今回の話では,
「すまい給付金」国土交通省より
http://sumai-kyufu.jp/outline/ju_loan/index.html
にお世話になりました。ありがとうございました。
【住宅ローン減税の概要】
① 毎年の住宅ローン残高の1%を10年間、所得税から控除
② 所得税で控除しきれない分は住民税からも一部控除
③ 住宅ローンの借入れを行う個人単位で申請
④ 消費税率の引上げにあわせて大幅に拡充
さて,もう少し具体的に説明すると,
毎年の終わり(12月)の時点での,住宅ローン残高の1%が所得税から控除されて戻ってくるよ。しかも10年間だよ。
1年目は確定申告してもらうけど,2年目からは年末調整で構わないよ。
1年で最大40万円控除されるから,10年間で400万円になるよ。
しかも,所得税を40万円も支払っていないのであれば,住民税も控除するよ。ただそのときは,住民税から最大で13.65万円控除するよ。
という感じです。
ほかの条件もあります。床面積が50m2以上とか,半分以上が居住用だとか,借入期間が10年以上とか,です。
ただ,それら,細かい条件はふつうはクリアすると思います。
逆に年収が足りない方は,「すまい給付金」というのもあります。(すいません,そちらは調べていません。)
上のリンク先にある<住宅ローン減税シミュレーション>というのが,分かりやすいですね。
ただ,あくまでもサンプルです。これをヒントに考えてみました。
昨年度の給与明細をつかって自分の場合をざっと計算してみます。
1年後の住宅ローン残高は,4000万円-120万円=3880万円
その1%が控除されるので,3880万×0.01=38.8万円
最大で38.8万円が控除されます。
さて,昨年度の所得税は約18万円払っていますから,まるまる控除されますね。
さらに住民税は30万円払っています。でもこちらは,最大でも13.65万円しか控除されません。
つまり,18万円+13.65万円=約31万円が控除されます。
これは,住宅ローン減税を目一杯使えているということです。
上の数字は年度でやっていますが,実際には1月~12月で計算しなくてはいけません。
ついでに,少しずつ年収は増えます。つまり,所得税,住民税は増えます。ということは,控除される額も増えます。
反対に,住宅ローン残高は年に120万円ずつ減っていきます。残高の1%までしか控除されません。ということは,控除される額は減ります。
最初は,(所得税+住民税)のほうが小さいので,すべて控除されるわけですが,6~7年後には住宅ローン残高の1%が小さくなるので,すべて控除というわけにはいかなくなります。
エクセルで試算してみたところ,収入が上がらなかった場合,10年間で約309万円控除されます。
最大400万円控除される人は逆にすごいということですね。
さらに思い立って,住宅ローン3500万円の場合で計算してみました。この場合,3~4年後には逆転してしまい,10年間で約280万円の控除を受けることができます。
4000万円借りた場合と比べて,29万円控除額が減ります。
あれ?29万円だけ?
きのうの住宅ローンの利息の計算では,4000万円借りると利息を54万円多く支払うことになっていました。
しかし,4000万円借りると29万円しか多く控除されません。
つまり,4000万円借りると,3500万円借りる時と比べて,25万円多く支払うということです。
でなければ,頭金に入れない500万円を元にして,10年間で25万円以上の運用益を出さなければいけません。
だけど,その500万円で資産運用なんてしないだろうな~。
いや,普通預金はノーリスクで間違いはないからいいんですが。
今回は勉強になりました。契約してしまったので手遅れですが・・・
やっぱり,多く借りることは損だということです。(当たり前か)
そして,銀行員の言葉を鵜呑みにしない。
自分なりにシミュレーションしてみる,ということです。
きのうの計算のとおり,毎月の支払いも1.3万円多くなります。
太陽光発電で収入が増えるとは言っても,どうにも毎月の支払いがきつく感じたら,繰り上げ返済しようと思います。
まぁ,この先何があるか分かりませんから,500万円自由に使えるというのは安心ではあります。そう考えるようにしましょう。
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