授業を参観して首をかしげてしまった2014/10/22

久しぶりに,他の先生の理科の授業を参観させてもらいました。

今回はその授業から学んだことというよりも,その授業を見ている自分に対する反省です。

授業は残念ながら失敗でした。メインとなる実験が全くうまくいかなかったからです。

授業後の自評の中で,授業者の先生が説明していました。直前になって使用する材料を変更したそうです。また,その分量を量るのをやりたいと言った生徒に任せたそうです。そのようなことが重なると,やはりうまくはいかないものです。

そこで,私が何を反省したかというと,表題のとおりなのですが,授業を参観している最中に『首をかしげてしまった』のです。



私は授業参観のときに,ときどき生徒に話しかけます。

「今までのワークシートみせてもらっていい?」
(ふだんはどんなワークシートでやっているんだろう?)

「ビーカーさわってごらん。熱くなってるね。不思議だね。」
(溶解熱が意外と出るんだな。気づいた生徒はいるかな?)

「実験の写真撮らせてもらってもいい?」
(あとで追試してみよう。)

そんな感じで,けっこう遠慮がありません。



今回は,実験が失敗して混乱している教室内を見て,いろいろと考えました。

(どうしてこの実験を選んだろうか?)
(どうしてこの材料なんだろうか?)
(予備実験ではどうだったのだろうか?)

そして,つい「首をかしげてしまった。」のです。

やった瞬間,(あっ,いけない。)と気が付きました。



先生は一生懸命に授業を立て直そうとしています。

生徒は先生に言われたとおりに一生懸命に実験をしています。

それなのに,ちょっと見に来たよそ者が首をひねったら,先生に対しても,生徒に対しても失礼です。



頭の中で考えることと,動作やしぐさや表情に出てしまうものを,分けなくてはいけません。

批判はしてもいいけれど,それは生徒のいないところで行うべきです。

今後は十分に気を付けようと思います。
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