内部被ばく測定評価報告書2012/05/02

内部被ばく検査の順番が回ってきたので,病院へ行ってきました。

検査結果はだいぶ後になって送られてきたのですが,いつだったか忘れたので,検査した日に記事を書いています。



【検査結果】
測定器 : 立位型WBC
測定時間 : 120(秒)

核種 : Cs-134  検出されず
    : Cs-137  327Bq

預託実効線量 : 0.068mSv



というものでした。

自分が内部被ばくしていることが分かりました。

ちょっとショックです。

(あのとき十分に気を付けていたはずだったのに,吸い込んでいたんだな…)と,ちょっと凹みました。




一番の救いは,嫁ちゃんが被ばくしていなかったことです。

0.068mSvなんて,気にすることもないような数字ではあります。

しかし,これから子どもを産もうとする若い女性は,少しでも低いほうが精神的に安心できるはずです。検出されなかったら尚更です。

男の自分でさえ,実は内心ショックであるならば,もしも女性だったらどう思うだろう…。

ほんとうに,嫁ちゃんが内部被ばくしないように守ってあげられて良かった。




わたし達一般市民は,数字ではなく感情で反応します。

数字を挙げてどんなに「安全です」と言われても,気持ちとして「ダメだ」と思ったら,やはりダメなのです。

その感情の壁を越えられる説得力ある説明がほしい。

理科教師として,その責任の一端を担っていることを感じています。




まだまだ不安はたくさんあります。

原子力発電所もまだまだ問題は山積みです。あと30年以上かかるのですから。

今の食べ物には心配がないと言われても,土中に堆積したり,海に流れ出たりしていれば,生物濃縮することが心配されます。

最終処分場が決まらない,中間貯蔵施設すら決まらない,「もんじゅ」がうまくいかない。



どうして人類はこんな重い十字架を作ってしまったのでしょうか?

はやく原子力なんてものに頼らない世界をつくりたいです。

いち理科教師に,何ができるでしょうか。・・・動かねば。

前撮り2012/05/04

じゅんびはできましたかー?
ゴールデンウィークの真ん中,今日は結婚式場で前撮りをしてきました。

きのうまで雨が降って,今日はなんとか晴れ間が見えた時もあったのですが,撮影が始まったら雨が降ってきてしまいました。

それでもスタッフの方々が,準備から撮影までスムーズに気持ちよく進めてくださいました。

準備風景,室内撮影,中庭での撮影。和傘をさしたり,キイロイトリを飾ったり,お姫様だっこをしたり。

両家の家族もわざわざ集まってくれたので,楽しい一日になりました。ちょっとは親孝行できたでしょうか。

教会のある式場で,和装の撮影というのも,撮り方によって違和感なく仕上がりました。まぁ今どきの感覚だからでしょうね。

今日の和装での写真を,結婚式のウェルカムボードに使うつもりです。それ用の写真も何枚か撮ってもらいました。

カメラマンさんはEOS 5D,わたしはEOS 7D。ちょっと負けた気がします。カメラの腕も,負けていると思いますが。

「ありがとうございました」と言える2012/05/12

部活でこんなことを語りました。

~~~その1~~~
感謝ができると謙虚になる。

謙虚だと素直になる。

素直だと成長する。

だから「ありがとうございました」が言える気持ちが大切なんだ。


~~~その2~~~
ピーマンが苦くて食べたがらないから、ピーマンの肉詰めが生まれた。

つまり、人は嫌なことだからこそ、努力したり工夫したりして、新しい物が生まれる。

ちょっとくらい嫌なことでも、やってみないと人生のスパイスがどんな味か分からない。


部活ではこうしてたまに生徒に話すのですが,言った後,自分で自分の話を忘れないようにメモしておきました。だから本当はもう少し話しています。今回はツイッター日記から見つけたメモです。

本当は,きちんと原稿をメモしてから話すと良いのでしょうね。でも,メモしないことで敢えてライブ感を出し,感情を込めて語ることもできます。難しいところです。

母の日2012/05/13

ミスタードーナッツの「お絵かきドーナツセット」を二つ買ってきて,二人で絵を描いて,おいしくいただきました。

母親へは,写メを送っておきました。

嫁ちゃんは母の日,父の日にプレゼントを贈るそうですが,うちにはそういう文化がありません。家が変われば,記念日のやり方も変わるのですね。

もちろん,心の中ではいつも感謝していますよ。毎日1回は,家族のことを考えています。離れていても,考えてしまう。本当に,家族というのは不思議なものです。

ごちそうさまでした。

プリウスα買っちゃう?!2012/05/19

長距離通勤生活が睡魔と戦いながら続いています。一日のなかでクルマでの生活時間が長いので、クルマのことをときどき考えています。

今乗っているアテンザスポーツワゴン(初期型)は8万キロほど走り、今年中に10万キロ突破しそうです。

しかしハイオク飲んでるくせにリッター10キロの燃費では、財布には優しくありません。昔は気になりませんでしたが、今は月に5万円もガソリン代がかかっているのです。気にしない訳にはいきません。

大雑把に言って、ハイブリッドカーはイニシャルコストが高いのですが、ランニングコストは低いので、最終的なトータルの費用は普通のガソリン車とほとんど変わらないようです。しかし最先端の車に乗っているという満足感を味わえます。

狙いとしてはトヨタのプリウスαを考えています。副担任の先生がフィットシャトルハイブリッドに乗っているので、同じのに乗る訳にもいきません。エスティマハイブリッドなどの燃費は、実は今のクルマと大差ないようです。しかし、普通のプリウスでは荷物が積めません。

そんなことを思っているうちに登場したプリウスαです。最初は「Wishに似ているな~」程度にしか思いませんでしたが、アテンザを買うときに同時に悩んだのがWishでした。

そんなわけで、プリウスαについてネットでいろいろ調べたり、先日の休みにディーラーに行ってカタログをもらったり、勝手にシートに座ってみたりしました。考えるとちょっとだけワクワクします。

相当高い買い物ですから簡単には決心できません。しかも今年は結婚式に新婚旅行にと出費がかさむ年です。納期もだいぶかかるくらい人気なようですし、まだまだ楽しみながら悩みたいと思います。

金環日食に向けて2012/05/20

日本の上に月の影が写っています。
月曜日は金冠日食が見られます。

うちの学校では,1時間目を全学年合同の理科の授業にしていただき,登校したら朝から観察する予定です。

教頭先生が日食グラスを買ってくださり,校長先生が天体望遠鏡を運んでくださいました。校長先生は天文同好会だったそうです。

そんなわけで昨日今日と,日食について説明するためのプレゼンテーションを作っています。

観測をメインにしてはいますが,生徒はずっと見ているのも飽きるでしょうから,授業の途中に10分くらいの説明をしようと思います。

インターネットなどでもいろいろと調べました。フリーソフトの「Mitaka」と,数年前に自腹で買った「ステラナビゲータ」も使う予定です。

『Mitaka』
http://4d2u.nao.ac.jp/html/program/mitaka/

『ステラナビゲータ』
http://www.astroarts.co.jp/products/stlnav9/index-j.shtml

ステラナビゲータのすごさは当然なのですが,今回はMitakaに感動しました。Mitakaは,地球にうつる月の影までシミュレーションしていたのです。これはぜひ子どもたちに見せたいと思います。

金環日食2012/05/21

肉眼で見れた金環日食
金環日食を無事に観測することができました。天気が心配されたのですが,逆にいい具合に曇ってくれたので,日食グラスを使わずに見ることもできました。

日食グラスを使うと赤く見えるのですが,雲が晴れたときには使いました。肉眼で見られたのはラッキーだと思います。

デジタルカメラでもフィルターなしに撮影ができました。壊れなくて良かった。ずっと撮り続けたので,編集してパラパラ動画にしようと思います。(前回の月食のときにも作りました。)

合同理科の授業もなかなか好評でした。天体についてはまだ3年生も勉強していないので,どの学年でもわかるような説明にしました。

ステラナビゲータの良いところは,地球上のどこの場所でも再現できるということですね。自分の学校の場所に設定して,ステラナビゲータで太陽が見えなくなることを確認しました。

また,Mitakaで日本の上を月の影が動いていくのを見せました。生徒は「おー」と感心してくれたので良かったです。金環日食と皆既日食の違いについても説明しました。

ニュースや雑誌,インターネットのように誰にでも通じる内容ではなく,この学校にしか使えないプレゼンを作ったことで,価値が上がったように思います。

準備は大変でしたが,一生に一度(かもしれない)のことなので,がんばって良かったと思いました。

ノート「教育の現場から学ぶ」2012/05/22

1999年11月24日のノートを発見。

「学校は児童生徒が自分探しの旅をする場である」
自分の欠けている、優れているところ

◯理科教師
  ・知識、技能、認知が豊富である。
  ・理科教育を通して人間を育てる。

知的好奇心、探究する喜び…子ども達の実態に即して。

◯教材研究
何を使うか、その解釈をする。
解釈できると、自分の子ども達に合うかわかる。
  ↓
子どもの願い(何をしたい、知りたい)に即して
子どもへの願いに即して

◯安全への配慮
 どうしたら危ないか教える。
 実際にやってみせる。
 ただダメではなく、どうダメかを伝える

授業の質的な改善
生徒指導の暖かみ(学習指導に含める)

◯導入
  ・子ども自ら『これを今日やりたい』と言ってくるような
  ・最初は与えてもよい
  ・目的の設定を明確にして課題とする

体験しながらわかるように、子どもの活動を支援する。

ワークシートは効率がいい。しかし、ノートするという表現力がつかない。思考しない。感想を持たない。

子ども一人一人が生かされている授業

学習…聞いただけでは忘れる。何か一つ動作を含めると忘れない。


子どもの成長に気づき、喜ぶ教師

ノート「教育講演会」2012/05/23

1999年12月8日のノートを発見。

吉田先生 「親が教師に望むこと」

教師の当たり外れ → 親の価値観によって変わる。

忙しい → 理想と現実のギャップ

決めつける教師、暴力をふるう教師 → 名誉挽回できない

不登校のきっかけは、教師にはよく見えない。親にはよくわかる。親からの報告、家庭訪問をする。先生は学校をしょってしまう。学校をしょって子どもに会ってしまう。

「いいお子さんですね。大事な子どもの一人です。学校に帰ってきてくれるように、がんばります。」

全ての先生で担任を支え、みんなで取り組む。

ストレス → ピクニックで発散(家庭内暴力の回避)
 ↓
放課後、学校に来るようすすめる。(無理させない。)
 ↓
少しずつ、学校、担任、教室に馴染ませる。


学級通信「クラスのなかま」
子どもの良いところを、みんなで認める。

不登校が長引くと、その子の存在を忘れてしまいがち。
いつでもいるもの、来るものと思え!
でも来なかったからといってあきらめたり、がっかりするな!

子どもを連れ出してくれる子 → 「オレが連れ出してやった。」とならないように。

いつでも、いつまでも待っている。暖かく迎え入れる。無理強いしない。 → それに答えられないから、自分を責めてしまう。
引っ張る努力はする。しかし強引ではない。
生徒を認める。受け止める。
不登校を肯定はしない。否定もしない。

三年三学期に転校してきた生徒に、着古しでも制服やジャージを。
転校していった生徒に、卒業アルバムを(せめて数枚の写真を)

子どもを管理しやすく、がんじがらめにしない。
ex 丸刈りは教師の管理のしやすさ
大人の視点だけでものを言わない。失敗してもいいじゃないか。

「いい先生」ではなく「遊び心のある余裕をもった先生」に。
ユーモラスのある = 絶対的な価値観に縛られない。完璧主義にならない。

脅しと体罰は子どもに通用しない。

あたたかい一言のある先生に。

ドロシー・ロー・ノルト2012/05/24

「子は親の鏡」

けなされて育つと、子どもは、人をけなすようになる
とげとげした家庭で育つと、子どもは、乱暴になる
不安な気持ちで育てると、子どもも不安になる
「かわいそうな子だ」と言って育てると、子どもは、みじめな気持ちになる
子どもを馬鹿にすると、引っ込みじあんな子になる
親が他人を羨んでばかりいると、子どもも人を羨むようになる
叱りつけてばかりいると、子どもは「自分は悪い子なんだ」と思ってしまう
励ましてあげれば、子どもは、自信を持つようになる
広い心で接すれば、キレる子にはならない
誉めてあげれば、子どもは、明るい子に育つ
愛してあげれば、子どもは、人を愛することを学ぶ
認めてあげれば、子どもは、自分が好きになる
見つめてあげれば、子どもは、頑張り屋になる
分かち合うことを教えれば、子どもは、思いやりを学ぶ
親が正直であれば、子どもは、正直であることの大切さを知る
子どもに公平であれば、子どもは、正義感のある子に育つ
やさしく、思いやりをもって育てれば、子どもは、やさしい子に育つ
守ってあげれば、子どもは、強い子に育つ
和気あいあいとした家庭で育てば、
子どもは、この世の中はいいところだとおもえるようになる

「子どもが育つ魔法の言葉」  PHP出版 より

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いい詩です。自分への戒めもこめて,いま,職員室の机の後ろのホワイトボードに貼ってあります。
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