【読書】『PDCA手帳術』を読みました。2018/03/17


本のタイトルではついつい買ってしまった

先日、『鬼束PDCA』を読んだからだと思いますが、立ち寄ったコンビニで目に入ったので、手に取ってちょっと立ち読みした後、購入してしまいました。

3日で読み終えた本です。(こんなに早く読める本は久しぶりかも)

実は内容がほとんど知っていることでした。

それでも、著者も最後に言っているように、知っているだけでは意味がなくて、実践しなければ仕方ないのです。

ですから、手帳を使い始める初心者の方や、私のようにPDCAを手帳で実践しようとしている人にはおすすめです。



さて、第1章~第5章までは手帳術愛好家(笑)としては、ほとんど知っていることなので飛ばします。

あ、「パーキンソンの第1法則」というのは、概念は知っていましたが法則としては知りませんでした。紹介しておきます。

「パーキンソンの第1法則」
…仕事の量は、完成のために与えられた時間をすべて満たすまで膨張する。

確かに、もう終わらせてもいいのに、締め切りギリギリまで仕事を続けることってありますよね。

その与えられた時間というのを、自分の意志で「締め切り」として早めに設定すればいいのです。そしてそれを手帳で管理すれば、どんどん成果を挙げることができます。

子供たちが宿題が終わらないという理由の一つはコレですね。



ちなみに、第1があるなら続きもあるのかと調べてみました。ありました。

「パーキンソンの第2法則」
…支出の額は、収入の額に達するまで膨張する。

だそうです。なんか、膨張するって言い方が、エントロピーみたいですね。



いよいよ、第6章です。「振り返り」について悩んでいたので、目次から気になっていました。

第6章は、ログのとり方から振り返りの仕方について書かれています。

特に私としては、振り返りの項目についてなるほどと思いました。

【振り返りの項目】
 ① 今週の大きな出来事 TOP5
 ② 今週学んだこと
 ③ 今週やったことで誇れること
 ④ 今週やったことで、いちばん楽しかったこと
 ⑤ 今週やったことで特筆すべきこと、未来を楽にする仕事はなにか?

【翌週に向けて】
 ⑥ 先週からの課題
 ⑦ 増やしたいこと
 ⑧ 減らしたいこと
 ⑨ 何をするともっと楽しくなるか?
 ⑩ どうすればそれができるか?

これらについて、毎日のログから毎週、毎月、そして年末にレビューするようにするのです。

これらの項目について目新しかった訳ではありません。

次のページ(p220)で「振り返る項目は定期的に見直す」として、「振り返る内容に大してもPDCAを回す」ように提案しています。

ここが「なるほど!」でした。



今まで、振り返りは大事だと思っていたのですが、何について振り返ればいいのか考えこんでしまって、結果振り返れないということが多かったのですが、そんな不安は持たなくていいのです。

座右の銘「試してみることに失敗はない」がここでも生きてきます。

振り返りをやってみて、うまくいかない、しっくりこないとなれば変えればいいのです。変えてみてダメだったら戻せばいいのです。戻ったとしても、それはプラスマイナスゼロになるのではなく、学びがあったぶんプラスになるのです。



そんなわけで、まずは上記の項目で振り返りをしてみて、そこから少しずつ内容を変えていこうと思いました。

はい、思っただけではだめですね。実践・実行しなければ意味がありません。

『鬼束PDCA』と合わせて、PDCAの考え方を手帳やワークライフバランスに取り入れるには、タイムリーな本でした。



目次

はじめに

第1章 何のために手帳を使うのか?
 01 何のために手帳を使うのか? 
 02 どんな手帳にしたいのか、コンセプトを決める 
 03 手帳でできることとメリット・デメリット
 04 手帳やメモ・ノートは忘れるために使う
 05 頭の中だけで考えない

第2章 手帳の基本
 01 手帳のフォーマットとその特徴
 02 手帳でできることと基本的な使い方 

第3章 仕事が速くなるタスク管理術
 01 すべての仕事を把握する
 02 GTDでタスクと仕事を整理する
 03 プロジェクトをタスクに分解する方法 
 04 なぜタスクリストだけでは上手くいかないのか? 
 05 所要時間は、自分で考えた時間の1・5倍見込む
 06 自分締切で余裕を作る
 07 締切から逆算してペース配分を決める 
 08 時間と品質のバランスをとる
 09 仕事が速くなるタスクリストの作り方

第4章 仕事が速い人の手帳の使い方【基礎編】
 01 手帳の使い方 
 02 手帳に予定を記入する 
 03 スケジュール管理は1か所で
 04 重要なタスクはスケジュールといっしょに管理する
 05 ウィークリーの時間軸での管理が必須
 06 予定とメモが一覧できる週間レフト型がオススメ
 07 マンスリーで全体を見て、ウィークリーでタスク管理
 08 複数プロジェクトは「ガントチャート」で管理 
 09 手帳といっしょに使いたい便利グッズ

第5章 仕事が速い人の計画の立て方
 01 仕事の速さは段取りで決まる 
 02 スケジュールで最初に決めるのは退社時間 
 03 仮の予定もどんどん入れる 
 04 理想的な1日の過ごし方を書いてみる 
 05 24時間の使い方を記録する 
 06 自分だけの時間割を作る 
 07 優先順位のつけ方 
 08 小さなタスクはまとめて処理 
 09 予備の時間(バッファ)を持つ 
 10 手帳は常に開いて机に置いておく 
 11 それでもやる気が出ないときは

第6章 仕事が速い人の改善方法
 01 手帳に書くのは予定だけではない 
 02 行動結果をチェックする 
 03 自分の時間がどんな内訳か書き出す 
 04 仕事がはかどる時間帯を知る 
 05 得意な(疲れていても効率が落ちない)仕事を知る 
 06 好きで得意な仕事は要注意 
 07 イライラしたこと・感情的になったことを振り返る
 08 明日の課題を書く 
 09 今日の課題ができたかどうか振り返る 
 10 今日1日に点数をつける 
 11 毎日・毎週・毎月読み返す 
 12 振り返る項目は定期的に見直す
 13 何のためにライフログをとるのか?

おわりに

コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。

名前:
メールアドレス:
URL:
コメント:

トラックバック

Related Posts Plugin for WordPress, Blogger...