【読書】『鬼束PDCA』を読みました2018/03/10


おには~そと~、ふくは~うち~

正直に申しますと、週次レビューが習慣化していません。

ゼロ秒思考メモで、そのときの考えるべきことを吐き出しています。(A4裏紙)

毎日書いているライフログの中に、吹き出しの形で「気付き」を書いています。(手書き)

ワークライフバランス日記として、仕事とプライベートについて日記を書き、その読み返しの中で気付いたことを、さらに四角で囲んで追記しています。(パソコン)

そういうことの積み重ねが成長だと思うのですが、それをまとめる機会がなかなか作れないのです。

そのため、気付き=成長の種が散乱しており、どこからも芽が出てこないように感じています。



この悩みを抱き始めてから、(別の言い方をすると、これはPDCAが回っていないのではないか?)と思うようになりました。

そして見つけた(以前から知ってはいた)本として、『鬼束PDCA』を読んでみることにしました。

ゼロ秒思考メモが習慣化してきたので、つぎのビジネス書としていいかなと思い、古本屋さんでゲットしました。



卒業式間際の忙しい合間になんとか読み終えて、今こうして書いています。

しかし、これを実践するのはなかなか気合が要ります。各種ツールはダウンロードしてみたので、手帳にこれを取り込む工夫を今は考えているところです。

私のシステム手帳は、スケジュール管理の「教師手帳(週間バーチカル)」と、日々の記録を時系列と思い付きで書いていく「ライフログノート」と、ある期間にわたって記録が必要になる「プロジェクトノート」から出来ています。

そんなわけで、『鬼束PDCA』を取り入れるのは「プロジェクトノート」のところだと思っているのですが、なかなかそこまで行きつかないんですね。



年度末に発生した「卒業生に3年間のスライドショーをDVDにしてプレゼントする」プロジェクトは、『鬼束PDCA』を少し意識したのですが、「WLB日記」でやってしまいました。

仕事は他から与えられてやるだけでなく、自分でプロジェクトとして立ち上げることもできます。

第2領域に取り組むには、このプロジェクト化が欠かせないということも分かっているのですが。。。

何か新しいプロジェクトを立ち上げたときに、また試してみようと思います。ものすごい成長ツールであることだけはよーく分かりましたから。





【目次】 を挙げておきます。目次を見ただけでも、内容が想像できますが、オリジナルの用語もあり、読まないと分からないかもしれません。


はじめに

1章 前進するフレームワークとしてのPDCA
 PDCAこそ最強のビジネススキルである
 企業・リーダーの価値もPDCA力で決まる
 世間が抱くPDCAの6つの誤解
  1 簡単だと思っている
  2 管理職向けのフレームワークだと思っている
  3 失敗するのは検証(C)が甘いからだと思っている
  4 課題解決のためのフレームワークだと思っている
  5 改善さえすれば終わっていいと思っている
  6 大きな課題のときだけ回せばいいと思っている
 PDCAのスケール感を意識せよ
 証券マン時代に実践した鬼速PDCA
 前に進むのがどんどん楽しくなる
 鶏と卵の関係にあるPDCAと自信
 鬼速PDCAとは何か
  1 計画(PLAN)
  2 実行(DO)
  3 検証(CHECK)
  4 調整(ADJUST)

2章 計画初級編:ギャップから導き出される「計画」
 慎重さと大胆さのバランスが肝になる計画
 ステップ1 ゴールを定量化する(KGIの設定)
  1 期日を決める
  2 定量化する
  3 ゴールを適度に具体的なものにする
 ステップ2 現状とのギャップを洗い出す
 ステップ3 ギャップを埋める課題を考える
 ステップ4 課題を優先度づけして3つに絞る
  1 インパクト(効果)
  2 時間
  3 気軽さ
 優先度づけのヒント
 ステップ5 各課題をKPI化する
 ステップ6 KPIを達成する解決案を考える
 ステップ7 解決案を優先度づけする
 ステップ8 計画を見える化する
 上位PDCAを再確認する
 ときに思考のリミッターを外す
 鬼速クエスチョン 計画編

3章 計画応用編:仮説の精度を上げる「因数分解」
 PDCAの速さと深さは因数分解で決まる
 因数分解のメリット
  1 課題の見落としを防ぐ
  2 ボトルネックの発見がしやすい
  3 KPI化しやすい
  4 どんなゴールでも実現可能に思えてくる
  5 PDCAが速く深く回る
 ポイント1 抽象度を上げてから分解する
 ポイント2 5段目まで深掘りする
 ポイント3 1段目だけはMECEを徹底する
 ポイント4 切り方に悩んだら「プロセス」で切る
 ポイント5 簡単な課題は「質 × 量」で切る
 ポイント6 とにかく文字化する
 ポイント7 マインドマップで鍛える
 活用のヒント1 紙よりもパソコン
 活用のヒント2 PDCAのフレームは忘れる
 活用のヒント3 時間がないなら時間を決めて行う
 活用のヒント4 気になったら分解してみる
 活用のヒント5 ワクワクしながらやる

4章 実行初級編:確実にやり遂げる「行動力」
 解決案とDOとTODOの違い
  実行できないケース1 計画自体が失敗している
  実行できないケース2 タスクレベルまで落とし込まれていない
  実行できないケース3 失敗することが恐い
 ステップ1 解決案を「DO」に変換する
  解決案が具体的か抽象的か
  完結型のDOと継続型のDO
 ステップ2 DOに優先順位をつけ、やることを絞る
 ステップ3 DOを定量化する(「KDI」を設定する)
  1 完結型のDOのKDI化
  2 継続型のDOのKDI化
 ステップ4 DOを「TODO」に落とし込む
 ステップ5 TODOの進捗確認をしながら実行に移す
 TODOを管理するコツ
  おすすめのTODO管理アプリ
  TODOの共有
  定番のポストイットも活用
 「人」に潜むリスクに気を配る
 セルフトークでPDCAを促進
 「終わらなくてもいい」という割り切りも重要
 鬼速クエスチョン 実行編

5章 実行応用編:鬼速で動くための「タイムマネジメント」
 なぜ、いつのまにか忙殺されるのか?
 タイムマネジメントの3大原則
  「捨てる」ために既存のDOの棚卸しをする
  「入れかえ」のために重要・緊急マトリクスを使う
  「時間圧縮」のためにルーチンを見直す
  「重要・非緊急」領域を実行する方法
  1 仕組み化し、日常生活に組み込む
  2 強制的に「緊急領域」に移動する

6章 検証:正しい計画と実行の上に成り立つ「振り返り」
 検証に失敗する2大パターン
  1 検証をしない「やりっぱなし派」
  2 検証しかしない「形から入る派」
 ステップ1 KGIの達成率を確認する
 ステップ2 KPIの達成率を確認する
 ステップ3 KDIの達成率を確認する
 ステップ4 できなかった要因を突き止める
  KDIが計画通り推移していないとき
  KPIが計画通り推移していないとき
  KGIが計画通り推移していないとき
 ステップ5 できた要因を突き止める
 検証精度とスピードの関係
 「気づき」があったらそれはC
 考え抜いた結果のミスはOK
 鬼速クエスチョン 検証編

7章 調整:検証結果を踏まえた「改善」と「伸長」
 ADJUSTの体系的理解が難しいわけ
 ステップ1 検証結果を踏まえた調整案を考える
  ケース1 ゴールレベルの調整が必要そうなもの
  ケース2 計画の大幅な見直しが迫られるもの
  ケース3 解決案・DO・TODOレベルの調整が必要そうなもの
  ケース4 調整不要
 ステップ2 調整案に優先順位をつけ、やることを絞る
 ステップ3 次のサイクルにつなげる
 検証と調整フェーズでよく起こる間違い
   1 新しいものに目移りしやすい(個人)
   2 間違ったものばかりに目が行く(個人・組織)
   3 意見の統一がはかれない(組織)
   4 課題のたらい回し(組織)
   5 プロセスの可視化が不十分(組織)
 鬼速クエスチョン 調整編

8章 チームで実践する鬼速PDCA
 PDCAを鬼速で回す必要条件
 鬼速で課題解決するための「半週ミーティング」
 3日ごとの前進度合いを可視化する「鬼速進捗管理シート」
 知見を集積するための「なるほどシート」
 非緊急領域を定着化させる「ルーチンチェックシート」
 有志によるPDCAワークショップ
 鬼速PDCAコーチング
 鬼速クエスチョン コーチング編

おわりに
付録 鬼速PDCAツール
10分間PDCA記入例


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