kani-log　～カニログ～

３年生の進路決定の時期です。それに便乗して高校調べをさせました。

中学１年生は，受験というものを理解していません。仕組みはもちろん，倍率も分かっていません。

そもそも高校がよく分かっていない，という生徒もいます。上に兄弟がいなければ，それが普通だと思います。



「進路指導とは高校選びや就職斡旋ではない。」と言いますが，それがかなり大事な要素であることは否定できません。

もちろん今の時代，進路指導よりキャリア教育が大切なことも分かります。

でも，そういうキャリア教育という視点・観点を忘れずに話や指導ができればいいのだと思います。

まず学校というシステムとしては「就職がゴール，高校選びがスタート」というのが標準だと思うのです。



つまり，それが大多数の生徒にとってのレールだと思うのです。

レールに乗らない生徒，型にはまらない生徒は，少数派。それらの生徒を把握してフォローしてあげることも大切です。

学校という型にはまりに来ている以上は，型にはまった指導があってしかるべきだと思います。

「個性を大事に。」とか個人主義的な考えも分かりますが，「型があるからこそ，型から外れることができる」というスタンスでやっています。