H29卒業文集「風に立つライオン」【原稿】2018/03/01

がお~~~
風に立つライオン

「担任の先生がよく言っていることは何ですか?」

面接で生徒が質問されたときに困らないように、自分の決め台詞を考えないと…、なんて思って数年。

私が行きついたのは「プラスアルファ」だった。

「いつもの掃除にプラスアルファしないときれいにならないよ。」
「自主勉にプラスアルファしないと点数伸びないよ。」
「部活でプラスアルファの練習をしないと人より上手になれないよ。」

そんなことを語ってきた(つもりです)。



プラスアルファ…日本語だと、「さらに加えて」だと思う。

他人の2倍も3倍も努力することはできないけれど、あと一割くらいなら頑張れそうだし、昨日の自分より1%増やすことはできる。

今回は前回よりもできるように、もう一歩前進できるように。





小学生のときは剣道をやって竹刀を構えていた。中学生になると野球部でキャッチャーミットを構えていた。高校の吹奏楽部ではトランペットを構えていた。大学生になるとカメラを構えるようになった。

いつも何かを構えて、あと一歩、何かに手を伸ばそうとしている自分がいた。

相手に向かって、相手の胸に、相手の耳に、相手の心に、何とか手を伸ばそうとしていた。

そして、剣道から心技体を常に鍛え、整えること、野球から恐怖を乗り越え、正しい判断をすることを学んだ。吹奏楽からは調和と主張、理想と現実、カメラから世界の見方と歩き方を学んだ。



大人になって、道具に頼って人と関わってきた自分に気づいてからは、カメラがなくても人に近づくために、何も持たない自分と向き合い、勇気をふりしぼる毎日だった。

頼れるものは、この、低くて、小さくて、聞き取りにくい、声しかなかったのだ。

何と声を掛けようか、何と言ったら傷つかないか、何を話せば自信がつくか、どんな言葉を使えば分かりやすいか。

あと一言何と言ったらいいか…、言葉と向き合う日々だった。

毎日にらめっこしている手帳には、そんな試行錯誤のメモがいくつも残っている。





小さな頃からの夢を思い出してみると、お寿司屋さん、大工さん、ゲームライター…、中学生のときは小説家、高校生で教師となり、大学ではカメラマン、大学院で「やっぱり教師」となって今に至っている。

幸運なことに、いつも自分には夢があって、それに向かって歩いていた。

夢の一つ一つは泡のように小さな点だけれど、その点が一日一日の点とつながって線となり、振り返ってみると、今の道につながっている。

大学教授に「点で線を書くくらい実験をしろ」と言われたが、それは人生も同じだと、大学を卒業して二十年経って気が付いた。



今でも夢がある。今でも寿司職人には憧れるし、大工さんは尊敬している。

そしていつかは(中二病と笑われそうだけれど)ゲームや本の世界ではなく現実で、世界を救いたいと思う。

まずは目の前の世界を何とかして、仲間を増やすステージにいる。



風に立つライオンになりなさい。

自分の判断に勇気を持ち、結果を謙虚に受け止め、次に向かって全力を尽くす。
そしてできれば、プラスアルファする。人生はその繰り返しです。

時間は有限でも、夢は連鎖しています。

エネルギーは有限でも、宇宙は循環しています。

涙は有限でも、笑顔は伝播しています。

自分の足で立ち、世界を見に行きなさい。



あなた方と一緒のクラスで過ごせたことを、本当に嬉しく思う。ありがとう。


仕事も勉強も、80点を3回取ればOK2018/03/05

かつて、「3割できれば」という記事を書きました。
http://kani.asablo.jp/blog/2012/04/04/6548660

今回は8割の話をします。

宿題を完璧に終わらせないと気が済まないという生徒がいて、完璧にできていないために、「学校を休みたい」と言い出したことがありました。

その生徒を意識して、80点を3回取ろうという話を、授業の中でしました。

がんばっているところを見守ろう

自分のレベルで100点の仕事をしたと思って、上司に提出したとします。

しかし、上司は「自分の仕事として」、必ずどこかに赤を入れます。

そうしなければ、自分の仕事がなくなってしまうと思っている上司が多いからです。



だから、初めから100点を取るのではなく、80点を取って上司に見てもらって、100点にするのです。

その方が、結果的にみんながハッピーになり、しかも多くの成果を挙げることができます。

それが組織というものです。

もしも、一人で100点を取り続けられるならば、独立したほうがいいと思います。

社長になれる素質があります。



今回さらに思ったことは、100点を1回取るよりも、80点を3回取ればいいのだということです。

どういうことかというと、点数をパーセンテージにして考えてください。

1回目、100点の80パーセントは80点です。これで上司に報告します。

赤が入って戻ってきます。次は、のこり20点取ればいいのです。

2回目、その20点の80パーセントをとって、16点を上乗せします。

これで96点です。これで報告すれば、まぁOKなはずですよね。

でもまた赤が入って戻ってきます。のこり4点を取りに行きます。

3回目、のこり4点の80パーセントで3.2点が上乗せされます。

合わせて、99.2点となります。もうこれ以上はいいでしょう。

重箱の隅をつつかれることがなければ、十分です。

100点をとるのは理想ですね

100点にこだわって遅くなるよりも、3回チャレンジして80点を取り続けた方が、いいのです。

上司も仕事ができてハッピーだし、上司の意見も取り入れてあるので文句ありません。

学校でいえば、教務、教頭、校長という3段階で起案の承認を得るので、これと同じことが言えます。

最後の1パーセントは、大丈夫、校長先生がきっと責任を取ってくれますから。



そんな風に思いました。少し、気が楽になりましたか?

【読書】『鬼束PDCA』を読みました2018/03/10


おには~そと~、ふくは~うち~

正直に申しますと、週次レビューが習慣化していません。

ゼロ秒思考メモで、そのときの考えるべきことを吐き出しています。(A4裏紙)

毎日書いているライフログの中に、吹き出しの形で「気付き」を書いています。(手書き)

ワークライフバランス日記として、仕事とプライベートについて日記を書き、その読み返しの中で気付いたことを、さらに四角で囲んで追記しています。(パソコン)

そういうことの積み重ねが成長だと思うのですが、それをまとめる機会がなかなか作れないのです。

そのため、気付き=成長の種が散乱しており、どこからも芽が出てこないように感じています。



この悩みを抱き始めてから、(別の言い方をすると、これはPDCAが回っていないのではないか?)と思うようになりました。

そして見つけた(以前から知ってはいた)本として、『鬼束PDCA』を読んでみることにしました。

ゼロ秒思考メモが習慣化してきたので、つぎのビジネス書としていいかなと思い、古本屋さんでゲットしました。



卒業式間際の忙しい合間になんとか読み終えて、今こうして書いています。

しかし、これを実践するのはなかなか気合が要ります。各種ツールはダウンロードしてみたので、手帳にこれを取り込む工夫を今は考えているところです。

私のシステム手帳は、スケジュール管理の「教師手帳(週間バーチカル)」と、日々の記録を時系列と思い付きで書いていく「ライフログノート」と、ある期間にわたって記録が必要になる「プロジェクトノート」から出来ています。

そんなわけで、『鬼束PDCA』を取り入れるのは「プロジェクトノート」のところだと思っているのですが、なかなかそこまで行きつかないんですね。



年度末に発生した「卒業生に3年間のスライドショーをDVDにしてプレゼントする」プロジェクトは、『鬼束PDCA』を少し意識したのですが、「WLB日記」でやってしまいました。

仕事は他から与えられてやるだけでなく、自分でプロジェクトとして立ち上げることもできます。

第2領域に取り組むには、このプロジェクト化が欠かせないということも分かっているのですが。。。

何か新しいプロジェクトを立ち上げたときに、また試してみようと思います。ものすごい成長ツールであることだけはよーく分かりましたから。





【目次】 を挙げておきます。目次を見ただけでも、内容が想像できますが、オリジナルの用語もあり、読まないと分からないかもしれません。


はじめに

1章 前進するフレームワークとしてのPDCA
 PDCAこそ最強のビジネススキルである
 企業・リーダーの価値もPDCA力で決まる
 世間が抱くPDCAの6つの誤解
  1 簡単だと思っている
  2 管理職向けのフレームワークだと思っている
  3 失敗するのは検証(C)が甘いからだと思っている
  4 課題解決のためのフレームワークだと思っている
  5 改善さえすれば終わっていいと思っている
  6 大きな課題のときだけ回せばいいと思っている
 PDCAのスケール感を意識せよ
 証券マン時代に実践した鬼速PDCA
 前に進むのがどんどん楽しくなる
 鶏と卵の関係にあるPDCAと自信
 鬼速PDCAとは何か
  1 計画(PLAN)
  2 実行(DO)
  3 検証(CHECK)
  4 調整(ADJUST)

2章 計画初級編:ギャップから導き出される「計画」
 慎重さと大胆さのバランスが肝になる計画
 ステップ1 ゴールを定量化する(KGIの設定)
  1 期日を決める
  2 定量化する
  3 ゴールを適度に具体的なものにする
 ステップ2 現状とのギャップを洗い出す
 ステップ3 ギャップを埋める課題を考える
 ステップ4 課題を優先度づけして3つに絞る
  1 インパクト(効果)
  2 時間
  3 気軽さ
 優先度づけのヒント
 ステップ5 各課題をKPI化する
 ステップ6 KPIを達成する解決案を考える
 ステップ7 解決案を優先度づけする
 ステップ8 計画を見える化する
 上位PDCAを再確認する
 ときに思考のリミッターを外す
 鬼速クエスチョン 計画編

3章 計画応用編:仮説の精度を上げる「因数分解」
 PDCAの速さと深さは因数分解で決まる
 因数分解のメリット
  1 課題の見落としを防ぐ
  2 ボトルネックの発見がしやすい
  3 KPI化しやすい
  4 どんなゴールでも実現可能に思えてくる
  5 PDCAが速く深く回る
 ポイント1 抽象度を上げてから分解する
 ポイント2 5段目まで深掘りする
 ポイント3 1段目だけはMECEを徹底する
 ポイント4 切り方に悩んだら「プロセス」で切る
 ポイント5 簡単な課題は「質 × 量」で切る
 ポイント6 とにかく文字化する
 ポイント7 マインドマップで鍛える
 活用のヒント1 紙よりもパソコン
 活用のヒント2 PDCAのフレームは忘れる
 活用のヒント3 時間がないなら時間を決めて行う
 活用のヒント4 気になったら分解してみる
 活用のヒント5 ワクワクしながらやる

4章 実行初級編:確実にやり遂げる「行動力」
 解決案とDOとTODOの違い
  実行できないケース1 計画自体が失敗している
  実行できないケース2 タスクレベルまで落とし込まれていない
  実行できないケース3 失敗することが恐い
 ステップ1 解決案を「DO」に変換する
  解決案が具体的か抽象的か
  完結型のDOと継続型のDO
 ステップ2 DOに優先順位をつけ、やることを絞る
 ステップ3 DOを定量化する(「KDI」を設定する)
  1 完結型のDOのKDI化
  2 継続型のDOのKDI化
 ステップ4 DOを「TODO」に落とし込む
 ステップ5 TODOの進捗確認をしながら実行に移す
 TODOを管理するコツ
  おすすめのTODO管理アプリ
  TODOの共有
  定番のポストイットも活用
 「人」に潜むリスクに気を配る
 セルフトークでPDCAを促進
 「終わらなくてもいい」という割り切りも重要
 鬼速クエスチョン 実行編

5章 実行応用編:鬼速で動くための「タイムマネジメント」
 なぜ、いつのまにか忙殺されるのか?
 タイムマネジメントの3大原則
  「捨てる」ために既存のDOの棚卸しをする
  「入れかえ」のために重要・緊急マトリクスを使う
  「時間圧縮」のためにルーチンを見直す
  「重要・非緊急」領域を実行する方法
  1 仕組み化し、日常生活に組み込む
  2 強制的に「緊急領域」に移動する

6章 検証:正しい計画と実行の上に成り立つ「振り返り」
 検証に失敗する2大パターン
  1 検証をしない「やりっぱなし派」
  2 検証しかしない「形から入る派」
 ステップ1 KGIの達成率を確認する
 ステップ2 KPIの達成率を確認する
 ステップ3 KDIの達成率を確認する
 ステップ4 できなかった要因を突き止める
  KDIが計画通り推移していないとき
  KPIが計画通り推移していないとき
  KGIが計画通り推移していないとき
 ステップ5 できた要因を突き止める
 検証精度とスピードの関係
 「気づき」があったらそれはC
 考え抜いた結果のミスはOK
 鬼速クエスチョン 検証編

7章 調整:検証結果を踏まえた「改善」と「伸長」
 ADJUSTの体系的理解が難しいわけ
 ステップ1 検証結果を踏まえた調整案を考える
  ケース1 ゴールレベルの調整が必要そうなもの
  ケース2 計画の大幅な見直しが迫られるもの
  ケース3 解決案・DO・TODOレベルの調整が必要そうなもの
  ケース4 調整不要
 ステップ2 調整案に優先順位をつけ、やることを絞る
 ステップ3 次のサイクルにつなげる
 検証と調整フェーズでよく起こる間違い
   1 新しいものに目移りしやすい(個人)
   2 間違ったものばかりに目が行く(個人・組織)
   3 意見の統一がはかれない(組織)
   4 課題のたらい回し(組織)
   5 プロセスの可視化が不十分(組織)
 鬼速クエスチョン 調整編

8章 チームで実践する鬼速PDCA
 PDCAを鬼速で回す必要条件
 鬼速で課題解決するための「半週ミーティング」
 3日ごとの前進度合いを可視化する「鬼速進捗管理シート」
 知見を集積するための「なるほどシート」
 非緊急領域を定着化させる「ルーチンチェックシート」
 有志によるPDCAワークショップ
 鬼速PDCAコーチング
 鬼速クエスチョン コーチング編

おわりに
付録 鬼速PDCAツール
10分間PDCA記入例


【読書】『PDCA手帳術』を読みました。2018/03/17


本のタイトルではついつい買ってしまった

先日、『鬼束PDCA』を読んだからだと思いますが、立ち寄ったコンビニで目に入ったので、手に取ってちょっと立ち読みした後、購入してしまいました。

3日で読み終えた本です。(こんなに早く読める本は久しぶりかも)

実は内容がほとんど知っていることでした。

それでも、著者も最後に言っているように、知っているだけでは意味がなくて、実践しなければ仕方ないのです。

ですから、手帳を使い始める初心者の方や、私のようにPDCAを手帳で実践しようとしている人にはおすすめです。



さて、第1章~第5章までは手帳術愛好家(笑)としては、ほとんど知っていることなので飛ばします。

あ、「パーキンソンの第1法則」というのは、概念は知っていましたが法則としては知りませんでした。紹介しておきます。

「パーキンソンの第1法則」
…仕事の量は、完成のために与えられた時間をすべて満たすまで膨張する。

確かに、もう終わらせてもいいのに、締め切りギリギリまで仕事を続けることってありますよね。

その与えられた時間というのを、自分の意志で「締め切り」として早めに設定すればいいのです。そしてそれを手帳で管理すれば、どんどん成果を挙げることができます。

子供たちが宿題が終わらないという理由の一つはコレですね。



ちなみに、第1があるなら続きもあるのかと調べてみました。ありました。

「パーキンソンの第2法則」
…支出の額は、収入の額に達するまで膨張する。

だそうです。なんか、膨張するって言い方が、エントロピーみたいですね。



いよいよ、第6章です。「振り返り」について悩んでいたので、目次から気になっていました。

第6章は、ログのとり方から振り返りの仕方について書かれています。

特に私としては、振り返りの項目についてなるほどと思いました。

【振り返りの項目】
 ① 今週の大きな出来事 TOP5
 ② 今週学んだこと
 ③ 今週やったことで誇れること
 ④ 今週やったことで、いちばん楽しかったこと
 ⑤ 今週やったことで特筆すべきこと、未来を楽にする仕事はなにか?

【翌週に向けて】
 ⑥ 先週からの課題
 ⑦ 増やしたいこと
 ⑧ 減らしたいこと
 ⑨ 何をするともっと楽しくなるか?
 ⑩ どうすればそれができるか?

これらについて、毎日のログから毎週、毎月、そして年末にレビューするようにするのです。

これらの項目について目新しかった訳ではありません。

次のページ(p220)で「振り返る項目は定期的に見直す」として、「振り返る内容に大してもPDCAを回す」ように提案しています。

ここが「なるほど!」でした。



今まで、振り返りは大事だと思っていたのですが、何について振り返ればいいのか考えこんでしまって、結果振り返れないということが多かったのですが、そんな不安は持たなくていいのです。

座右の銘「試してみることに失敗はない」がここでも生きてきます。

振り返りをやってみて、うまくいかない、しっくりこないとなれば変えればいいのです。変えてみてダメだったら戻せばいいのです。戻ったとしても、それはプラスマイナスゼロになるのではなく、学びがあったぶんプラスになるのです。



そんなわけで、まずは上記の項目で振り返りをしてみて、そこから少しずつ内容を変えていこうと思いました。

はい、思っただけではだめですね。実践・実行しなければ意味がありません。

『鬼束PDCA』と合わせて、PDCAの考え方を手帳やワークライフバランスに取り入れるには、タイムリーな本でした。



目次

はじめに

第1章 何のために手帳を使うのか?
 01 何のために手帳を使うのか? 
 02 どんな手帳にしたいのか、コンセプトを決める 
 03 手帳でできることとメリット・デメリット
 04 手帳やメモ・ノートは忘れるために使う
 05 頭の中だけで考えない

第2章 手帳の基本
 01 手帳のフォーマットとその特徴
 02 手帳でできることと基本的な使い方 

第3章 仕事が速くなるタスク管理術
 01 すべての仕事を把握する
 02 GTDでタスクと仕事を整理する
 03 プロジェクトをタスクに分解する方法 
 04 なぜタスクリストだけでは上手くいかないのか? 
 05 所要時間は、自分で考えた時間の1・5倍見込む
 06 自分締切で余裕を作る
 07 締切から逆算してペース配分を決める 
 08 時間と品質のバランスをとる
 09 仕事が速くなるタスクリストの作り方

第4章 仕事が速い人の手帳の使い方【基礎編】
 01 手帳の使い方 
 02 手帳に予定を記入する 
 03 スケジュール管理は1か所で
 04 重要なタスクはスケジュールといっしょに管理する
 05 ウィークリーの時間軸での管理が必須
 06 予定とメモが一覧できる週間レフト型がオススメ
 07 マンスリーで全体を見て、ウィークリーでタスク管理
 08 複数プロジェクトは「ガントチャート」で管理 
 09 手帳といっしょに使いたい便利グッズ

第5章 仕事が速い人の計画の立て方
 01 仕事の速さは段取りで決まる 
 02 スケジュールで最初に決めるのは退社時間 
 03 仮の予定もどんどん入れる 
 04 理想的な1日の過ごし方を書いてみる 
 05 24時間の使い方を記録する 
 06 自分だけの時間割を作る 
 07 優先順位のつけ方 
 08 小さなタスクはまとめて処理 
 09 予備の時間(バッファ)を持つ 
 10 手帳は常に開いて机に置いておく 
 11 それでもやる気が出ないときは

第6章 仕事が速い人の改善方法
 01 手帳に書くのは予定だけではない 
 02 行動結果をチェックする 
 03 自分の時間がどんな内訳か書き出す 
 04 仕事がはかどる時間帯を知る 
 05 得意な(疲れていても効率が落ちない)仕事を知る 
 06 好きで得意な仕事は要注意 
 07 イライラしたこと・感情的になったことを振り返る
 08 明日の課題を書く 
 09 今日の課題ができたかどうか振り返る 
 10 今日1日に点数をつける 
 11 毎日・毎週・毎月読み返す 
 12 振り返る項目は定期的に見直す
 13 何のためにライフログをとるのか?

おわりに

【育児】娘の「これなぁに?」に答えたい2018/03/18


したの子の誕生日です

うちの娘たちも、4歳と2歳になりました。

ときどき体調くずして心配をかけながらも、すくすくと育っています。

そんな娘たちは、成長のステップの一つとして、「これなぁに?」の渦中にいます。



上の子はもちろんですが、下の娘もしゃべられるようになって、二語文が出るようになるとまもなく、「これなぁに?」が始まりました。

我が家は基本的に、子供の質問にはごまかさずに、真摯に答えるようにしています。

別に妻と打ち合わせをしたわけではないのですが、そうなっています。この辺は、あ・うんの呼吸で教育方針が合ったのですね。




ゆびしゃぶり、やめてくれない

下の子の「これなぁに?」はまだ「物の名前」を聞いてくるだけなので、容易く答えられます。

同じことを何度も聞いてくると、(ぉぃぉぃ)とも思いますが。

でも、聞いた言葉を自分の口で言おうとして、言い間違えているのを聞いていると微笑ましくなります。

そもそもまだ「こ、なぁに~?」という感じで、「これ」とさえ言えていないので、聞くとほっこりします。



手強いのは上の子です。家の中の「物」については、だいたいの名前を覚えました。

ひらがなを読めるようになったからか、言葉の理解も覚えも速くなったように思います。

困ってしまう質問がいくつかあります。



まず手こずるのは、「これ何て書いてあるの?」とジュースやクリームの成分表や注意書などを指さした時です。

なんて答えてあげたらいいのでしょう?

そのまま読んでも分かるわけがないので、いちおう少しでも分かるように言葉を選んでいます。

「それはね、リンゴがいっぱいしぼって作りましたよ。すこし砂糖も入ってます。って書いてあるんだよ。」

とか、

「これはねー、これをぬるとお肌のカサカサが治ります。ばぶちゃんはまだ使っちゃダメで、小さい子は少しだけ、お兄ちゃん、お姉ちゃんはたくさん使っていいよ。って書いてあるんだよ。」

なんて感じで伝えています。すると、

「私は少しだけ~?妹はダメなの~?」

と確認してきます。理解しているんだなと思いますし、これを覚えていて、妹がいたずらして手に持つと「まだダーメ!」と取り返したりします。大したものです。

血ぃ、でたー!

つぎに難しいのは、「血ってなあに?」など目に見えないものを聞いてくるときです。

転んでケガした時などに「血が出ちゃったね~」などと伝えているので、ヒザから流れている赤い液体が「血」というのだということはすでに理解しています。

この場合の「血ってなあに?」は「血とはどのようなものなのか?」なのです。

これに対してはいくつかのパターンで説明したことがあります。

ケガをした直後なら

「血のなかにはケガを直してくれるのが入ってて、血が出ても、しばらくするとかさぶたができるでしょ?ばんそうこうを貼らなくても、からだがそうやって血を止めてくれるんだよ。」

と言いました。彼女は痛い思いをすると、血が出ようが出ていまいが、とりあえず「ばんそうこう貼って!」と泣くので…。

数mmずつ食べるようになりましたが

また野菜を食べないときには、

「ごはん食べたでしょ?それがお腹に入って、そのあと血といっしょに手とか足まで運ばれるんだよ。だから、元気に動かせるの。野菜もお肉も食べれば、もっともっと元気に動くんだよ。」

と言いました。そしたら、

「え!?血にごはんが入ってるの?」

と驚いています。まずいです。

「う、うん。ほら、ごはんをお口でかんでるでしょ?だから、ちーさくなって血に入っているんだよ。それを手とか足でパクパクって食べるんだよ。」

やっちまいました。細胞呼吸にまで言及してしまいました。

「ええ!?手が食べるの?ここに小さい人が入ってるの??」

ますます驚いています。

「お、おう…。そうだよ。人ではないけど、食べたものを使って、手も足も動いてるの。だから、野菜もお肉も大事なんだよ。」

お父さん、限界です。つぎは細胞とは何かまで説明しなくてはいけなくなりそうです。



幸運にも、今回は彼女はここで引いてくれました。

お風呂上りに何気なくした「野菜を食べようね」という会話から、こんな汗をかくことになろうとは…。

これで野菜を食べるようになるとは思えないのが、輪をかけて残念です。



でも、これからも娘たちの「これなぁに?」に分かりやすく、真摯にこたえようと思ったパパなのでした。

パパがんばるw

H29 春休み事前指導 生徒指導主事の話【原稿】2018/03/22

生徒指導主事の先生がお休みのため、明日は急きょ、在校生(中学1、2年生)向けに、春休みの事前指導を行うことになりました。

そんなわけで、放課後に原稿を書いたものを挙げておきます。このブログの人気コンテンツ、【原稿】シリーズです。(ご訪問、ありがとうございます。参考にしていただければ幸いです。)

前半で、「全体で3つ」と言っているのに、2つしか話を盛り込んでいないのは、最後の話は生徒代表の挨拶を聞いて、そこからアドリブで取り入れようと思っているからです。

それが難しい場合には、卒業式の話を1つ目としてカウントしてしまうといいかもしれませんね。

できれば原稿は見ずに、生徒の顔を見渡しながら、話を聞いてくれる生徒への感謝の気持ちをもって、身振り手振りを交えて、聞き取れるようにゆっくり話してみてください。

何はともあれ、明日で3学期が終了します。慌ただしい年度末事務に備えて、一息入れてください(休んでと言えるほどの暇はないですよね。。。)

学校によっていろいろですよね

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皆さん、こんにちは。まず、遅くなりましたが、皆さんにお礼を伝えます。

3年生のために素晴らしい卒業式の会場を準備してくれて、ありがとうございました。

式歌もずっと練習してくれて、本番では素晴らしい歌声を聴かせてくれて、ありがとうございました。

卒業式はとても感動的でしたね。見送りのときの3年生の笑顔が、3年生から皆さんへのメッセージだと思います。

みなさんも、卒業の日に、ああいう返事をして、ああいう笑顔で、巣立って行けるようになってください。

学校の教育目標、自立に向けて、頑張っていきましょう。



春休みの過ごし方について、全体で2つ確認しておきます。

まず1つめ。事故・怪我・トラブルの無いように過ごしましょう。

皆さんが、自分から悪いことをするとは思っていませんが、別の誰かから誘われること、たまたまその場に居合わせてしまって巻き込まれることを心配しています。

別の学校の話ですけど、野球部のピッチャーだった生徒が、昔の友達が集まっていると聞きつけて行ってみたら、他校生とケンカするために睨み合っていたということがありました。

危ない場所、危ない状況に近づかないように、気を付けましょう。

事故や怪我も同じです。特に自転車に乗るときは、学校じゃなくてもヘルメットをかぶりましょう。

市内の中学生全員の約束事になっています。傘をさしたり、スマホをいじったり、イヤホンで音楽を聞いたりしながら、自転車に乗ることのないようにしましょう。

不審者も出てくる季節です。防犯ブザーを持ち歩いて、万が一、何かあったら、すぐに警察と学校に知らせてください。



2つめ。先輩になる準備をしましょう。

2週間後には新しい1年生が入ってきます。だいじょうぶですか。

1年生は後輩ができて「先輩」と呼ばれるようになります。3年生は最上級生になって「受験生」と言われるようになります。準備できていますか。

勉強はもちろんです。

それに加えて、授業の受け方、休み時間の過ごし方、掃除の仕方、委員会の仕事、部活のこと、テスト勉強の仕方、勉強と部活動の両立の仕方、移動教室のときどうするか、制服からジャージに着替えるタイミング。

中学校には、いろいろありますよね。

後輩に質問されたら、何といって教えますか?教えられるだけのことをしていますか?

あなた方も1年生だったから分かるでしょう?後輩は先輩のことをよーく見てますよ。

先輩として見られたい、呼ばれたいのなら、それに見合った行動をしなくてはいけませんね。

宿題やってこない先輩のことを、誰が尊敬しますか?学校のルールを守らない先輩を、誰が尊敬しますか?

新2年生には2年生としての課題があります。新3年生には3年生としての課題があります。そのことで指導を受けるのは仕方ない。

でも、1年生のときにクリアすべき課題を、上級生になっても繰り返し指導されているのは、カッコよくはないよね。

この1年、先生方に言われたことをよーく思い出してください。


(3つめ。先ほどの生徒代表挨拶の中で、こんなキーワードが出ていました。)



以上、事故・怪我・トラブルの無いように。先輩になる準備をする。

よろしくお願いします。

2年生のみなさん、静かに話を聴いてくれてありがとう。3年生のみなさん、姿勢を正しくして聴いてくれてありがとう。

これなら、きっと立派な先輩になって始業式を迎えられると思います。

春休み、しっかりと成長してきてください。終わります。



新聞って安いんだな~2018/03/24

新聞が地層になる家・・・

今朝、人事異動について新聞発表されるので、コンビニへ行って買ってきました。

コンビニのレジで支払うときに、「120円です。」と言われて、驚いてしました。

あれ?新聞ってこんなに安いんだなー、と。



我が家は新聞を取っていません。

今回のような特別なときだけ買ってきて眺めるだけで、毎日は必要としていません。

私に読む余裕がないこと、子供達が小さいこと、ネットとテレビで満足していること。

この辺が理由です。



しかし、この値段でこの情報量を考えると、すごいコストパフォーマンスです。

月3600円、年間43200円。どうでしょうね。合計すると高く感じてしまいますね、主なニュースはネットで無料で知ることができますからね。

もう少し子供達が大きくなって、落ち着いて新聞を広げて読めるくらいになったら、一誌くらい定期購読してもいいのかな?と感じました。





私の実家では、新聞をたくさん取っていました。

地方紙一誌、農家なので農業新聞一誌、投資もしているので経済紙一誌。

ちょっと忘れましたけど、少なくとも3誌。それ以外に一誌くらいあったように思います。



それを父親が一人で全部読むのです。

しかも広告スペースも含めて隅から隅まで読むのです。

読みきれる訳がありません。さらに質の悪いことに、読み終わらないと処分しないのです。



ですから、家のなかは新聞に溢れていました。

家族みんなが辟易していましたが、いくら言っても変わらない父でした。

密かに少しずつ処分しても気付かれないのだけは、幸いでした(幸い?)。

もしもスマホやパソコンでインターネットを使ってたら、どうなっていたのかな?

新聞には、そんな思い出があります。

さて、我が家はどうなるのかな?

【読書】「<わかりやすさ>の勉強法」を読みました2018/03/25

池上さんは下戸だそうです
先日の新聞の話題から偶然の新聞ネタになりました。

池上彰さんの「分かりやすさの勉強法」という新書を見つけて、読んでみました。

2010年の本なので、東日本大震災の話題が入っていません。たまたまブックオフで108円という値段でしたが、古本とはいえ安すぎます。



池上さんの本は、FeBeでも『伝える力』などを購入して読んでいます。

テレビでもできるだけ見るようにしています。

授業力の向上に役立つヒントが見つかりそうだからです。多分に影響を受けています。



そんなわけで、池上さんが人に分かりやすく説明するために、普段からどのような勉強法をしているのかが分かります。

A4裏紙をメモ用紙として使うことや、クリアファイルに資料を貯めていくこと、クリアファイルで編集・整理する方法など、参考になるところがありました。

ストック情報とフロー情報の考え方と扱い方、新聞社の考え方の違い、スケジュール管理の方法なども知っておくといいなと思いました。



3部作のラストらしいので、いつか前の2冊を読むときがくるかもしれません。まぁ本屋さんで出会うのは至難でしょうけれど。。。



<目次>

第1章 テレビでプレゼンのヒントを学ぶ-テレビはプレゼンの勉強の宝庫だ

 ・綴じなければ、話の全体像が見える
 ・プレゼンテーションでも威力発揮
 ・テレビ出演でも威力発揮
 ・予習の程度がプレゼンの出来不出来を決定する
 ・キーワードを有効に活用しよう
 ・焦点の合わせ方が内容を左右する
 ・テレビは「わかりやすく伝える授業」の教室だ


第2章 話のキモ<中心テーマ>を見つけよう-伝えるべき中心テーマに

 ・気づけば、成功したも同然
 ・「自分は何がわからないか」を知ろう
 ・フロー情報とストック情報を使い分けよう
 ・話のキモとは「そもそもなぜ~なのか?」という疑問
 ・「検察審査会って、そもそもどうしてあるの?」
 ・問題意識を持ってストック情報にあたる
 ・常に根本的な疑問を持つようになった
 ・相手に話の地図を渡そう
 ・自分の中に湧いた素朴な疑問を大切に
 ・キモの部分をプレゼンの頭に持ってくる
 ・プレゼン原稿は、上司の突っ込み質問から書き始めてみる

 ・コラム1:話が枝葉に行きっぱなしにならないために
 ・コラム2:単純化しすぎてはいけない


第3章 プレゼン力を伸ばす-相手の頭の中に「絵」を描く

 ・話がうまいスタッフは「絵が描ける」
 ・絵を描ける説明とは
 ・具体的な言葉で「話のフック」をつくる
 ・「幼稚園と保育園の違い」を説明するとしたら
 ・伝達ゲームと考えよう
 ・自分の中で図解する
 ・待ち合わせ場所をどう説明しますか?
 ・何でも図にして考える
 ・民放の現場で鍛えられる
 ・「会社更生法」も具体的に「絵」に描ける
 ・思わぬ一般論から説明する手法もある

 ・コラム3:名前ネタはフックになる
 ・コラム4:「三分間」の感覚を身につけよう


第4章 新聞の読み方、ネットの使い方-じっくり熟読、記事を切り抜き

 ・生放送で新聞記事を解説する
 ・朝は新聞四紙に目を通す
 ・夜は八紙をじっくり読んでページを破る
 ・海外の新聞はメール配信で
 ・解説記事と署名記事に注目
 ・文章力をつけるには一面コラムの精読を
 ・つまらないコラムの理由を考える
 ・就職活動に日経新聞は必須か?
 ・読売新聞は外信面が充実
 ・書評欄、読書欄の充実度は朝日新聞
 ・記者同士の論争すらある毎日新聞
 ・日経新聞は商品面をチェック
 ・チーズの値段から意外な世界経済の流れが見える
 ・どうして私は紙の新聞にこだわるのか
 ・データとして手元にストックできる
 ・雑誌は拾い読みしてページを切る
 ・ネットは注意して活用する
 ・Gサーチや日経テレコンも
 ・NHKニュースを使う理由
 ・ひいきのブロガーを見つけよう

 ・コラム5:ベタ記事は隠れた宝石だ


第5章 クリアファイルで情報整理-持ち運べる“編集機”

 ・スクラップブックから試行錯誤
 ・新聞記事を切り抜かなくても
 ・持ち歩けるフロー情報ファイル
 ・ファイルは自然に枝分かれしていく
 ・フロー情報がストック情報に
 ・クリアファイル整理術にも欠点が
 ・自己流の編集力を
 ・クリアファイルは“編集樹”だ


第6章 本の読み方-本を「仕事の先輩」として活用する

 ・本は最強のストック情報
 ・ネットで参考文献をチェックする
 ・行きつけの書店をつくろう
 ・書店も売り場を“編集”している
 ・アマゾンの読書レビューの使い方
 ・新聞広告で売れ筋と新刊をチェック
 ・新聞に寄って書籍広告の内容は異なる
 ・ビジネス小説で楽しみながら学ぶ
 ・A4の裏紙を四つ折りにして本のメモに
 ・本は「まえがき」から読む
 ・本を読む時間をどうつくるか

 ・コラム6:「伝えること」は情報の「呼び水」になる


第7章 ノートのとり方、メモのとり方-アナログだって有効だ

 ・電子手帳は使わない
 ・手帳はスケジュール専用
 ・取材ノートは左右のページを使い分け
 ・ビジネスへも応用可能
 ・レポート用紙で再整理も
 ・取材旅行には大学ノート
 ・A4の裏紙メモも活用


第8章 わかりやすい文章を書くために-「わかりにくい説明」を見つけてみよう

 ・「子ども向け解説」はわかりやすいか?
 ・「国際金融システムが正常に機能」?
 ・世界史嫌いは教科書に問題があった
 ・専門家が陥りやすい失敗がある
 ・企業小説にはなぜ素人が登場するのか
 ・優れたブロガーの文章も参考になる
 ・理解していないと抽象的になってしまう
 ・「耳で聞いてわかる」表現を


第9章 聞き上手は伝え上手になれる-まずは相手の話を聞いてから

 ・相手の表情を見よう
 ・相手が話しやすくなるリアクションを
 ・声に出さずに表情で聞く方法もある
 ・聞き下手のタイプ1 準備した順番通りに聞く
 ・聞き下手のタイプ2 自分のストーリーに縛られる
 ・準備してきたメモは忘れよう
 ・田原総一郎さんは「準備したら捨てる」
 ・「いい質問ですねぇ」は「いい反応」を引き出す
 ・「相手を認める」聞き方
 ・質問してくれた相手を大事にする


第10章 時間を有効に使ってみよう-細切れ時間も利用次第

 ・「集中できた」経験を忘れずに
 ・細切れ時間の活用法
 ・満員電車の中では……
 ・新幹線の往復時間

勉強って何だろう-「終わりに」に代えて
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