研究会のときKJ法で終わらないように2016/10/19

今日は中教研の二次研でした。

県大会の報告と、地域の代表校の研究授業と事後研究がメインとなる研究会です。



今回も2分野の司会を担当しました。

前回の一次研のときには、ホワイトボードを使って先生方の発言(実践のキーワード)をまとめる、ということをしました。

http://kani.asablo.jp/blog/2016/07/27/8147885

今回もホワイトボードを使おうと思っていました。





前回の役員会で、今年も「KJ法」で事後研究を行うことが決まっていました。

去年は5つのグループに分かれてKJ法をやって、それを発表しあうという形で終わってしまいました。

時間は限られているし、全員がKJ法を理解しているわけではないし、自分としてはKJ法のやり方をまとめたプリントを作ったし、やれるだけのことはやったと思っていました。

ただやってみると、会全体としての「まとめ」が見えないまま終わってしまうのだな、研究の視点に対する答えが出ないままになってしまうのだな、ということに気が付きました。





そこで、今回はKJ法で終わらないようにしようと思いました。

研究授業の後、先生方は付箋紙に「良い点」「改善点」をまとめ、事後研が始まりました。

授業者自評は5分で終わりです。

さっそくKJ法に入りました。今回のグループは3つです。先生方にはほぼ均一になるように自由に分かれてもらいました。





KJ法の進め方です。

 ① 各自が書いた付箋紙を模造紙に貼り出していく。

 ② 似たものはまとめて島をつくる。

 ③ 島ごとの関係が見えてきたら、グループの位置を動かす。

 ④ 時間軸(導入・展開・まとめ)や対象者(教師・生徒)、授業観(指導・教材・生徒)などでゾーンを決めて、配置する。

 ⑤ 島の位置、関係性がまとまったら、島をマジックペンで囲ってタイトルをつける。

 ⑥ 関係性がわかるように矢印などを書き加える。



だいたいこんなところです。正しいやり方はきちんとした本に当たってください。

1グループ6人程度です。多すぎると発言が減ったり、付箋紙が多すぎたりします。

だいたい30分くらいで集中してやりました。もっと時間をかけてもいいのですが、集中力がもちません。先生方のモチベーションしだいですね。(今回も一言も発言しない先生がいらっしゃって残念でした。)





各グループの話し合いが終わったところで、全員でその模造紙を見ながら、グループの代表者にどんな話し合いが行われたか発表してもらいました。

その発表の間、私はホワイトボードに模造紙に書かれた島のタイトルを列挙することにしました。

ホワイトボードの左側には、あらかじめ今年の中教研の研究の視点3つを書いておきました。



各グループの発表が終わったら、研究の視点①②③ごとに、関連する島のタイトルを線でつなぎました。

視点1つにつき、島のタイトルを2つくらい選べたので、重層的なまとめにすることができました。

するかどうかは先生方次第だとして、ここまでやれば、研究の視点に対する回答として文章化しやすいはずです。



自分としては、線でつないで終わるのではなく、文章にまで直したかったのですが、時間が限界でした。

指導主事の先生からの指導助言で、ホワイトボードの内容を引用していただきました。

授業者の先生も、あとで写真に残したいから消さないでくださいと言っていただけました。

その2つのことだけでも、自分としては満足できました。





私は不参加ですが、今夜は役員や授業者の先生方は打ち上げです。

中教研の理科部会がこれからも有意義な会であってほしいなと思います。

さて、中教研もこれでひと区切り、あとは最後の役員会で終わりです。

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