映画「風立ちぬ」 ― 2013/08/07

久しぶりに映画館で映画を観ました。
宮崎駿監督の「風立ちぬ」です。
ジブリ作品はやっぱりいいです。
「風立ちぬ」はもっと描いてほしい部分があったのですが、たぶん、その物足りない部分を観た人がそれぞれに想像していく余地として残してあるのだと思いました。
以下、ネタバレ注意!
日本の零戦を作った堀越二郎が主人公ですが、零戦は最後まで出てきません。
零戦を作る以前の生い立ちや、菜穂子との出会い、就職、そして結婚、飛行機作り。堀越二郎の半生を描かれていますが、史実とは異なるようです。実在した人物と同名であるというだけで、あくまでも、映画のために作られた人物です。
戦争映画なのかと思っていましたが、戦争シーンはイメージ以外では出てきません。戦争の悲惨さは感じられませんでした。
二郎自身も戦争の道具ではなく、あくまでも美しい飛行機を作ることを夢として語っています。
関東大震災の描写は辛いものがありました。東日本大震災も同じような大混乱がありましたから。
就職して才覚が認められて、海外視察に行ったり、飛行機の設計を任されたり、仕事人間であったことが描かれています。
そして菜穂子との再会です。ここからはもう涙なしには見れませんでした。
菜穂子が美しいのです。
飛行機製作が失敗に終わり、失意の中で菜穂子と軽井沢で再会します。そして、結核を患っている菜穂子とそのまま婚約に至ります。
二郎が「菜穂子が吐血した」と聞いて仕事を投げ捨てて会いに行き(汽車の中で仕事を続けながら)、玄関も通らずに庭から彼女に会いに行くシーン。
「またお庭から来てください」と言う想いの強さ。
「二郎と一緒に生きたい」と言って、単身で富士の療養所に篭る健気さ。
でも堪らずに山を下りてしまう恋しさ。
二郎も、上司に頼み込んで結婚させてもらい、二人で幸せそうにしています。
菜穂子の気持ちも花嫁姿も何もかもが美しく描かれています。
仕事が佳境に入って家でも仕事をする二郎。そんな二郎に、菜穂子は「もっと側に来て。手をつないで。」と言うのです。もう号泣でした。
二郎は左手で菜穂子の手を握り「離さないよ」と約束します。
「右手だけで計算尺を使う大会があったら僕が優勝だな」と冗談を言いながら、そのくせタバコを我慢できないのはどうなんだ!とツッコミたくなりましたが。
そして飛行機が完成してテスト飛行の日、菜穂子は黙って一人で病院へ戻っていきます。
二郎の妹が「一番きれいなところだけ見せたかったのね」と言って泣きました。
私も泣きました。
二郎も飛行機の設計と菜穂子の病気のあいだで相当苦しんだとは思います。
自分だったら、と考えずにはいられませんでした。自分にも結婚したばかりの嫁ちゃんがいます。今でも彼女が自分のことを好いてくれているのを120%感じます。
では、仕事と嫁ちゃんとどっちを選ぶか、男にとっての永遠の問題かもしれません。
そこを何とか両立しているのが、世のお父さん方なのでしょうね。
「手を握って」と言われたこともありました。今でも手をつないで歩いています。
この手を離さないように、右手でキーボードが叩けるようにならないといけませんね。タバコは吸わないので大丈夫です。コーヒーなら片手で飲めます。
嫁ちゃんにものすごく会いたくなった映画でした。いつか、一緒にDVDで観たいと思います。
宮崎駿監督の「風立ちぬ」です。
ジブリ作品はやっぱりいいです。
「風立ちぬ」はもっと描いてほしい部分があったのですが、たぶん、その物足りない部分を観た人がそれぞれに想像していく余地として残してあるのだと思いました。
以下、ネタバレ注意!
日本の零戦を作った堀越二郎が主人公ですが、零戦は最後まで出てきません。
零戦を作る以前の生い立ちや、菜穂子との出会い、就職、そして結婚、飛行機作り。堀越二郎の半生を描かれていますが、史実とは異なるようです。実在した人物と同名であるというだけで、あくまでも、映画のために作られた人物です。
戦争映画なのかと思っていましたが、戦争シーンはイメージ以外では出てきません。戦争の悲惨さは感じられませんでした。
二郎自身も戦争の道具ではなく、あくまでも美しい飛行機を作ることを夢として語っています。
関東大震災の描写は辛いものがありました。東日本大震災も同じような大混乱がありましたから。
就職して才覚が認められて、海外視察に行ったり、飛行機の設計を任されたり、仕事人間であったことが描かれています。
そして菜穂子との再会です。ここからはもう涙なしには見れませんでした。
菜穂子が美しいのです。
飛行機製作が失敗に終わり、失意の中で菜穂子と軽井沢で再会します。そして、結核を患っている菜穂子とそのまま婚約に至ります。
二郎が「菜穂子が吐血した」と聞いて仕事を投げ捨てて会いに行き(汽車の中で仕事を続けながら)、玄関も通らずに庭から彼女に会いに行くシーン。
「またお庭から来てください」と言う想いの強さ。
「二郎と一緒に生きたい」と言って、単身で富士の療養所に篭る健気さ。
でも堪らずに山を下りてしまう恋しさ。
二郎も、上司に頼み込んで結婚させてもらい、二人で幸せそうにしています。
菜穂子の気持ちも花嫁姿も何もかもが美しく描かれています。
仕事が佳境に入って家でも仕事をする二郎。そんな二郎に、菜穂子は「もっと側に来て。手をつないで。」と言うのです。もう号泣でした。
二郎は左手で菜穂子の手を握り「離さないよ」と約束します。
「右手だけで計算尺を使う大会があったら僕が優勝だな」と冗談を言いながら、そのくせタバコを我慢できないのはどうなんだ!とツッコミたくなりましたが。
そして飛行機が完成してテスト飛行の日、菜穂子は黙って一人で病院へ戻っていきます。
二郎の妹が「一番きれいなところだけ見せたかったのね」と言って泣きました。
私も泣きました。
二郎も飛行機の設計と菜穂子の病気のあいだで相当苦しんだとは思います。
自分だったら、と考えずにはいられませんでした。自分にも結婚したばかりの嫁ちゃんがいます。今でも彼女が自分のことを好いてくれているのを120%感じます。
では、仕事と嫁ちゃんとどっちを選ぶか、男にとっての永遠の問題かもしれません。
そこを何とか両立しているのが、世のお父さん方なのでしょうね。
「手を握って」と言われたこともありました。今でも手をつないで歩いています。
この手を離さないように、右手でキーボードが叩けるようにならないといけませんね。タバコは吸わないので大丈夫です。コーヒーなら片手で飲めます。
嫁ちゃんにものすごく会いたくなった映画でした。いつか、一緒にDVDで観たいと思います。
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