授業をテレビに例えると2012/01/26

宿題をやってこない学年があります。生徒に話すと「宿題が多い」と文句を言います。

授業のたびにワークの該当箇所を宿題にしたり,週末には基礎定着のドリルを課したりしています。部活動をやっていない状況で,この程度の宿題は全然負担にならないはずですが,目標のない生徒たちにとっては苦痛なのでしょう。

考えた末,授業のなかでワークをやるようにしてみます。もちろん,そういう実践は経験しているのですが,家庭学習の習慣化の目的もあるので今まで封印していたのです。

しかも今回は,最後の5分でワークをやるというレベルではなく,授業と並行してやっていきます。「今説明したのが,ワークの何番の問題になっています。さぁやってみよう。」というレベルです。

「宿題が多い」という生徒の要望と,「ワークをやってほしい」という教師の願いの,折り合いをつけようというわけです。

生徒への迎合でしょうか?甘やかしでしょうか?

お風呂でふと思いつきました。

「いまの授業は,生徒にとってテレビの何番組だろうか?」

さすがにEテレほどではないにしても,せいぜいバラエティ番組です。
バラエティは大好きなのですが,しかし観終わると何も頭に残っていないというのは多々あります。しかも司会者(教師)のトークは三流です。視聴者(生徒)が退屈するのは当然です。

そしてこのままトークの技術を磨いて突っ走れば,さんまさんにはなれるでしょうが,目指すべきはちがうと思います。

そこで番組を変えようというわけです。クイズ番組に。
視聴者に参加している感じを与え,終わった後なんか分かったような,頭良くなったような,なんか得したような気になる。そういう番組です。

さて,うまくいくでしょうか?明日からやってみます。

自分の授業はなんという番組か?この考えは面白いと思います。テレビ観ながら考えてみよう。

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