【中教研】若い先生からのボールをキャッチする2015/10/20

今年も中教研の司会を務めます。

今年は1分科会しかないので,参加者全員がひと教室に集まって話し合いをする予定です。

そうなると心配されるのが,発言が少ないことです。



研修会とは学びの場であるはずなのに,誰も何も言わないのですよね。不思議です。

自分は逆の人間で,そういう場に出ると何かしら言いたくなってしまいます。

授業の感想はもちろん,授業で不思議に思ったこと・疑問に思ったこと,自分だったらこうするというアイデア(別案,対案)を出し合って,話し合って,新たな気づきが生まれて,深まっていくものだと思うのですが。。。

気が付くと,困った司会者が自分から授業者に質問したり,無理やり指名して発言させたりしています。



それをやっていると,会の雰囲気・空気も悪くなりますし,お互いWin-Winにもなれません。

Lose-Loseで終る研修会ほど空しいことはありません。

誰も司会者なんてやりたくなくなってしまいます。



しかし,指名されると饒舌に話し出す先生や,批判・批評する先生もいます。建設的かどうかは別として,みんな意見・感想はあるはずなんですよね。

司会者にしてみれば,(だったら自分から手を挙げようよ)と思うのですが,どうなんでしょうね。

参加する以上は,自分から関わって行かないともったいないです。他人の授業は見せてもらうけど,自分の意見は言いませんなんて,決していいことではありません。



自分だって,授業のときに生徒が発言してくれないと困るでしょう。

どんなことでもいいから,まずは口を開いてみることが大切だと思います。

特に若い先生はそうです。

自分でレベルアップしたい,成長したいと思ったら,失敗を恐れず,周りの目を気にせず,緊張を乗り越えて,手を挙げてみるべきです。

私も初めは緊張して顔を真っ赤にしながら手を挙げていました。ドキドキしてカミカミで発言していました。でもそれで(言わなければよかった)と思ったことはありません。

そのあとのプラスの方が大きかったからです。



自分がそうだったから,若い先生にもぜひがんばってもらいたい。

大丈夫です。周りの心あるベテランの先生が必ずサポートしてくれます。

必ず,それに乗っかって,自分の体験談や考えを出して,膨らませてくれます。

教師というのはもともと「教え好き」です。がんばろうとしている若い先生を応援してくれる人がいるはずです。



もしも,そうならない会であるならば・・・残念です。次回からの参加は慎重になりましょう。

お互いに上辺でほめ合ったり,時間が過ぎるのを待っているだけの表面的な研修会ほど意味のないものはありません。

もしくは,自分が質問や意見を通して,会の空気を変えていく努力が必要になります。



司会者としては,やる気のある先生の挙手を待っています。

必ずどんなボールでも拾います。そして次の人にパスを回します。

誰もパスを受け取ってくれなかったら,司会者がみずからボールを返します。

…ここまで批判的なことを書いてきて,自分は司会者としての修行も積んでいこうと思いました。

謙虚になれました。ありがとうございました。

めでたし,めでたし。

コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。

名前:
メールアドレス:
URL:
コメント:

トラックバック

Related Posts Plugin for WordPress, Blogger...