サンデープレゼント2013/01/08

きのう書いた「サンデープレゼント」は,私が教員になったときに,TTを組んでくださったベテランの先生と考えたものです。それを継続して,毎年,追加訂正してきました。

生徒の負担過重にならないように,週末限定で宿題を出しています。だから,「サンデー」です。

提出すれば必ず努力に見合うだけの評価をします。生徒には「単元テスト1問分の5点をあげます。」と言ってあります。単元テストの出来が悪くても,宿題をやれば挽回できます。だから,「プレゼント」です。

20問の問題用紙1枚,4回分の解答欄がある解答用紙1枚のワンセットで配付します。

問題のよこに縦一列に答えが書いてありますので,解答用紙をかぶせることで隠して,問題を解きます。そして自分で採点をします。

同じ問題を金土日の3日間で,インターバルを置きながら4回行います。満点をとっても4回です。4回書くということが大切です。

5回では早い子でも1時間かかってしまうので負担が大きすぎます。3回では少なくて定着率が低いのです。「週末に時間を工夫して,ダメ押しの4回まで,がんばるんだよ」と励ましています。

間違えた場合は,裏面にその答えを3回書きます。つぎも間違ったら,また3回書きます。嫌ですね。だから「覚えよう」というストレスがかかり,記憶に残ります。

横に答えが書いてありますから,する気になれば丸写しもできます。正直言えば,それでもいいのです。理科が苦手だという生徒には「一通り答えを見てからチャレンジしなさい。そうじゃないと20問全部うらに3回ずつ書くことになるよ」と言っています。

まじめな生徒は答えを見ません。そして,そういう生徒は成績が伸びます。なぜなら,サンデープレゼントは単元テストを参考にして作っているからです。そして,定期テストは単元テストを参考にして作っているからです。

空いているスペースには,生徒に伝えたいメッセージなども書いています。副担任のときには,生徒に語れる貴重な場所でした。

ドリル学習はイヤかもしれませんが,学習の基本です。それが成果に結びつくと分かれば,生徒は嫌がりません。むしろ,「先生,テスト前にもう一枚ください」と言いに来ます。

教師修行として,これからも問題を作り続けます。

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