電子機器を使った教育について2012/06/07

電子機器は教材を彩るものであって、その中心となるものではない。あくまでも、教材が持っている色合いを生かすべきだ。

ホウレンソウの和え物に合成着色料をつけるようなことをしてはいけない。

ソフトウェアもワード、エクセル、パワーポイントにこだわらない。今現在はスタンダードだったとしても、これからの科学技術の進歩によって過去のテクノロジーになってしまう可能性もある。

大切なことはソフトの使い方ではなくて、「情報」の扱い方、処理の仕方、加工の仕方、考え方である。

ホウレンソウという食材をどう生かすか、調理する道具は料理に合わせればいいのであって、本来は包丁でもマジックブレッドでも何でもいい。

生徒にとってわかりやすい「情報」は手で触ることができる紙であり、読むことができる文字である。そのため、タブレットやクラウドの考え方を紙で練習しておくことは直感的な理解となってわかりやすい。

紙と鉛筆を知らない子どもが、果たして電子機器だけで十分な「学び」を得られるだろうか?
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