【2in1】やっぱりノートパソコンが欲しい ― 2019/02/17
ちょっとブログを遡ったら、5年前にも言っていました。しかし、あれから5年も耐えたのですね。すごいな、オレ。
というか、職場のノートパソコンと自前のiPadと古いノートパソコンで何とかなってきたということですね。
出張してパソコンを使うという機会が滅多になかったということが、一番の理由です。
しかし、そろそろそういう状況ではなくなってきました。自分を納得させるために(嫁ちゃんへの牽制球に)、理由を挙げておきます。
まず自分のノートパソコンさんは、2年前にサポートが終了したVistaを積んだものであること。SONYのVAIO「VGN-SZ73B」です。
購入当時、それまで使っていたノートパソコンが入試事務の最中に急逝してしまい、慌てて購入したのを思い出しました。
シルバーとブラックのツートンカラーがスタイリッシュで今でも好きです。(F1キーが外れてもうないとか、歯っ欠けですけどw)
http://www.vaio.sony.co.jp/Products/SZ3/

つぎに、iPadさんは2012年に発売された第3世代でそろそろ限界だということ。iPad2の後継機であり、初めてRetinaディスプレイを採用した機種でした。
しかし、その後30ピンコネクタからLightningコネクタに変わり、2016年のiOS10に非対応になり、2017年にハードウェアサポートを終了しました。ソフト的にもハード的にも終わっているオブソリート製品の仲間入りをしています。
Officeとかの入れられないアプリもあるし、iOS10非対応なために更新できないアプリもあります。そもそもストレージがのこり2GBしかないので、新しいアプリも入れられない状況です(これは子供向けアプリのせいもあるけど)。
動作もだいぶ遅く、不安定になってきました。まぁ学校で一番使っているアプリは「Dual Display」なので、あまり関係ないのですがね。

さいごに当然のことではありますが、職場のノートパソコンは持ち出し厳禁です。
先生向けの研修や発表会であろうと、行き先がどこであろうと学校から持ち出してはいけないのです。当たり前すぎて、アキレスケンタウルスです。意味不明。。。
そのくせ、使いたいとき、使わなきゃいけないときには「ご自分のノートパソコンをお持ちください。」とか言われるのです。
1週間の出張の時には、VAIOさんをだましだまし使いました。まぁ自分をだまし、起動時間数分間を耐えました。。。周りの先生も何も言えません…。
また先日の発表会では、主催者が用意したノートパソコンにUSBで対応しました。ポスターセッションでは、チームの先生がもってきたパソコンだけを使って、自分は諦めました。
3ヶ月続いた講習会でもいちおう持っていきましたが、毎回電源が確保できず諦めました。VAIOさん、バッテリーが1時間もたない…。
ちょっと切なかったです。
そして遂に、3月の終わりに学校の外で、講師としてワークショップをする仕事をすることになりました。
いつかは…とイメージしていたことではありますが、自分としてはこんなに早くチャンスがくると思っていなかったのです。
そんなわけで、やっぱりノートパソコンが欲しいとなりました。そして、どうせ買うなら2in1を買いたいなと思っています。
(つづく)
【2in1】その前に他の可能性を検討しよう ― 2019/02/19
2in1のノートパソコン(タブレット?)が欲しいと考えだしてからも、それ以外の可能性についてももちろん検討してきました。その思考過程を記録しておきます。
まずはノートパソコンです。
わたしの現役ノートパソコンさんは「VAIO」です。デザインが気に入っているのが、捨てられない最大の理由かもしれませんw
それに代わるものは、もちろんノートパソコンです。ノートパソコンがあれば、リビングのこたつに入りながらパソコンが使えます。
バッテリーが全くもたないのでコンセントからは離れられませんが、自分もこたつからは離れたくありません。
今は書斎にこもってデスクトップで記事を書いているのですが、デスクトップパソコンでできて、ノートパソコンではできないことを考えてみます。
それは、夜中にデュアルディスプレイ環境でゴリゴリ仕事をすることです。動画編集やスライドショーの作成、プレゼンの作成、CDやDVDを焼いたり、ドキュメントスキャナやプリンターを使ったりするなど。(結構あるなw)
大きなプロジェクトになる仕事は、やはりデスクトップパソコンに勝るものはありません。
日記を書く。原稿を書く。パワポを直す。ブログの下書きを書く。などのシングルタスクはノートパソコンで充分だと思います。ただ、これらをマルチタスクで処理しようとすると、やはりデスクトップに頼らざるを得ないのです。
そんなわけで、私にとってノートパソコンはちょっと中途半端な存在なのです。

つぎにiPadです。
私が使っている第3世代のiPadさんではOfficeアプリが使えませんので、もしiPadを使うのであれば、iPadも買い替えが必要になります。
第6世代のiPadは9.7インチなので、Officeモバイルが無料で扱えます。この点に非常に魅力を感じました。しかもAppleペンシルも使えます。面白そうです。
私にはiPad Proはコスパが悪く、オーバースペックだと感じます。だから廉価版iPadでいいのです。
パソコン版と比べてOfficeアプリの機能は制限されるそうですが、無料ですからワガママは言えませんし、それ以上に必要なことがあればデスクトップでやればいいのです。
ただ、店頭で第6世代iPadに入っていたパワーポイントをいじっていると、どうにも不安になってしまいました。
ドコモのiPadでやっても、auのiPadでやっても、キャリアではない通常のiPadでやっても、パワポが落ちてしまうのです。
数枚のスライドを作り、写真を挿入したり、手書き文字を挿入したりしているうちに、いきなりアプリが落ちます。
再度立ち上げて、ダウン直前のデータが残っていることもあれば、全く残っていないこともあります。
はじめはネットワークとか関係あるのかなと思いましたが、しっかりWi-Fiをキャッチしています。
毎回5分~10分以内に落ちます。スライドは5~6枚といったところです。この程度で落ちてしまうOfficeは私には使えません。
ただでさえiPadで作ったデータをどうやってパソコンとやりとりしようかと悩ましいのに、アプリが使い物にならないのであれば意味がありません。

iPadを今はタブレットホルダーというのをつけて使っています。壊れたら買いなおすほど非常に重宝しています。
キーボードはタブレットとしては邪魔くさいので買っていません。しかし、パソコンとして使いたければ必須ですね。いろいろ物色してみました。
そんなわけで、iPadが使えないとなるとノートパソコン。
しかしノートパソコンではスペック的に中途半端。
だったら、よりモバイル寄りになれる2in1のほうがいろいろ使える可能性が広がるのではないかと思い至ったのです。
ま、一言でいえば「使ったことないから2in1が欲しい。」ということですね。
(嫁ちゃんと一緒にこたつで過ごしたいという願望があるのかもしれません。)
【2in1】どんなスペックが欲しいのか ― 2019/02/21
2in1パソコン購入に向けて、欲しいスペックを整理してみました。
ちょっと調べただけの知識でコメントを書いています。最近のパソコン事情には全く詳しくありませんので、念のため。
【CPU】Core i5(第8世代、低電圧版Yシリーズ)
第8世代はスペック的に第7世代の1.5倍の性能があるそうだ。だから、第7世代のi7と第8世代のi5だとクロック数によってはi5のほうが上ということもあるみたい。
また、高電圧版のUシリーズのほうが処理性能は高いけれど、低電圧版のYシリーズだとバッテリーのもちが良くなるし、ファンレス設計も可能になる。そんなに高負荷な作業は滅多にしないし、タブレットとしては両方大事なことなので、Yシリーズがいい。
【メモリ】8GB
4GBでは不安。16GBでは持て余す。8GBが必要十分。

【SSD】256GB以上
あればあるほど安心ではあるけれど、一番予算との兼ね合いが生まれるところ。価格は上がるけれど、SATAよりもPCIe(M.2)接続だとより速いので採用したい。
デスクトップパソコンを買うときにM.2の存在は知っていたけれど、当時はまだ値段が高くて手が出なかった。
【ディスプレイ】12.5~13.3インチ(1920×1080以上)、ノングレア
12.5インチだとA4より一回り小さく、13.3インチだと一回り大きい。どちらにするか悩ましいところ。
解像度はフルHDで十分だけど、もう少し大きくても作業はしやすいかも。
ノングレアでなければ保護フィルムを貼ればいいけど、ペンの書き味もまた変わるだろうな。でもフィルムが貼ってあるほうが書きやすいという話もある。
タッチ対応は当然として、ペンにも対応していると使わないにしても夢はある。
【液晶】ペン対応、マルチタッチ対応
WACOMのペンがいいと思うけど、安いのも探してみようと思う。
【キーボード】キーピッチ19㎜、キーストローク2㎜以下
意識して触ってみて分かったのだけれど、自分はキーピッチが19㎜以下だと、指がはみ出てしまうという不安をもちながらキーを叩くことになる。キーへの指の命中率に意識が行ってしまう。
反対に、キーストロークは2㎜を越えるとカチャカチャうるさいし疲れる。ノートパソコンのように2㎜以下で充分。こっちのほうが指が早く動かせることが分かった。
キーボードは慣れもあるけれど、直接触れるインターフェースなので大事よね。

【タッチパッド】有り。ボタンもあれば。
タッチパッドの面積も小さいものは使いづらいみたい。私はノートパソコンではマウスを使わない人なので、けっこう大事。ボタンはなくても結構タップで何とかなるけど。
【重さ】1㎏前後、1.5㎏は超えない
タブレットとしてベストは500g前後だと思うので、2in1ならば1㎏前後が限界だと思う。使いやすさとのトレードオフになるので悩ましいかな。
【通信系】無線LAN、有線LAN対応、Bluetooth対応、使わないけどSIMフリー
無線LANは当然として、できれば有線もほしいかな。どんなに工夫してもWi-Fiが不安定になることがタマにあるので。大型アップデートのときや、サーバーとやりとりするときに助かるかも。
Bluetoothが入っていれば、スマホ(Unified Remote)とつないだり、マウスをつないだりもできる。便利になると思う。
今のところ、節約を考えるとSIMフリーの格安プランさえも使いたくないけれど、将来的には使うかも…。でも今でもiPadとスマホテザリングでそんなに困っていないんだよな。削ってもいいところ。
【USB】USB3.0×2、USBtypeCならOK、USB2.0なら妥協。
USB3.0は2つないと拡張性が低いと思うんだな。少なくともHDDをつなぐことは多いと思う。USB2.0だとHDDは厳しいだろう。それ以外のプリンターやドキュメントスキャナならばOK。
USBtypeCについては詳しくは知らないけれど、便利なんだろうな。1つは欲しい。
電源切っていてもスマホに充電できればラッキーなので、そういう機能も欲しい。「パワーオフUSB充電」(NEC)、「電源オフUSB充電」(富士通)、「USBスリープアンドチャージユーティリティ」(東芝)と名称は様々。

【SD】SDカードスロット、microSDカードなら妥協
モバイルHDDをつなぐとスマートではないので、SDカードを差し込んで使うことになると思う。ほぼ必須。あとはSDカードの値段と容量の問題。
【映像出力】アナログRGB出力、HDMI出力、変換コネクタ不要で
やっぱりプロジェクタはRGB出力(ミニSub15ピン)、TV(HDMI)とつなぐ時に必要になるので、両方あれば安心。なければ変換ケーブルを持ち歩く必要があると思う。
DisplayPortという規格もあるけど、身の回りで対応しているものに出会ったことがないので、無くても困らないはず。
【カメラ】フロントカメラ、リアカメラ
フロントカメラは使う気がないけれど、顔認証のWindows Helloは使ってみてもいいかもしれない。
リアカメラは珍しいみたいだけどほしい。解像度は黒板の字が撮れればいいくらいのものでOK。記録ツールとしても使いたい。

【バッテリー】1日(10時間くらい)
今の学校のノートパソコンが、一番液晶を暗くして使って3.5時間くらい。午前中使うと、お昼には充電しないと午後困るくらい。
ただ、先日の福岡出張とかを考えると10時間くらい使えると安心かなと思う。まぁあそこまでの遠出は当面ないだろうけど。
【Officeソフト】オフィス2016 or 2019
先月、Office2019が発売になった。自分のデスクトップパソコンに入っているのが2016なので、2016が使えれば困らない。
それでももし買うなら、ずっと使える永年使用版の「Office2019 Home&Business」かな。パワポまで使えればいいから。
365は何がイヤってオンラインじゃないと使いづらいというのが困るんだよね。だったら初めからオフライン版でいいと思ってしまう。
こうして並べてみると、なかなかのワガママぶりですね。
もうノートパソコンでもいいんじゃねーかとツッコミが入りそうですが、そうなると2in1とノートのエンドレスループな迷いに発展するので、2in1限定で探します。
特に、リアカメラ、RGB出力あたりがなかなか無いんですよね。でもどちらも自分の使い方を考えると必要なんだな。
リアカメラがあれば、授業でも研修でもいろんなところで役に立つのは間違いないし、RGB出力はどこにいってもまだまだ使える。むしろ、プロジェクターにHDMIケーブルがつながるの?って思われてるくらい、まだまだRGBは現役です。
さて、このワガママを満たしてくれる機種を探します。長い旅になりそうだ。
悠長なこと言ってられない。。。今月中が勝負だな。
【2in1】決着!VAIO A12に決めました! ― 2019/02/27
あれから一週間。
いろいろ探し回った結果、「VAIO A12」がいいのではないかという結論に達しました。
すでに色々な方がレビューしていますので、詳細はお任せします。
自分がどうしてこの機種にしたのかを書いておきます。
2in1パソコンと言われるものにはいくつかタイプがありますが、今のメジャーどころは「セパレート型」(デタッチャブルなんてもいう)と「コンバーチブル型」(YOGAタイプなんてもいう)の2つです。
まず「セパレート型」は液晶とキーボードが分離できるパソコンです。
メリットはタブレットとして使いたいときに軽量であるという点です。
デメリットは、液晶側が本体になるため重心が高いことです。
頑張ってキーボードの根元で支えている機種もありますが、いかんせん頭が重いです。
Surfaceのキックスタンドのように後ろで支えるものもありますが、こうなるとフットプリント(設置面積)が大きくなります。
それから、結構自分ではこれがあるんじゃないかと思うのですが、使っている途中でキーボードが使いたいときに近くに無いと困ります。
それでもSurface=Microsoft純正という信頼感で売れているんでしょうね。
まぁあんまりSurfaceをタブレットで使っている人見かけないですが。
つぎに「コンバーチブル型」は、液晶が360度回転して「ノート」「タブレット」「テント」「スタンド」(名称はさまざま)という4つのモードを切り替えて使えます。
メリットはふつうのノートパソコンと同じでキーボード側が重心になるので液晶が自立することです。
それから、キーボードが常についているので使いたいときに使うことができます。
反対にデメリットは分離しないために重くなることですね。
そして、タブレットモードにしたとき、底面がキーボードになっていることです。
さすがにタブレットモードになるとキーが反応しないようにできるのですが、いかんせん持った時にキーがペコペコして不快な感じがします。
それでも、コンバーチブルではなくYOGAタイプと言われるくらいメジャーな存在で売れているのでしょうね。PanasonicのLet's note RZシリーズやLENOVOのYOGAシリーズが有名です。
そんなわけで、セパレート型とコンバーチブル型は一長一短、どちらがいいとも言い切れない悩ましい機種なのです。(それでも、何となく6:4ぐらいの割合でコンバーチブルが好きかな。)いよいよ本題。

今回見つけた「VAIO A12」は、これらのメリット・デメリットの折衷案を提案してきた機種です。
セパレートタイプなので液晶側が本体です。
そのため、重心が高いのでノートにしたときに後ろに倒れるのか?と思いきや、「スタビライザーフラップ」という構造で重心をずらすことで倒れないようにしました。
セパレートタイプのデメリットがなくなります。
セパレートタイプなのでキーボードは取り外して軽量化できるというメリットがあります。
さらに、キーボードの上に液晶をかぶせるように載せて固定することもできます。
これによって、コンバーチブルタイプのデメリットがなくなります。
しかもキーボード側にもバッテリーを積んでいるので、重くはなりますが長時間使えるようになります。
外して軽量化するか、付けて駆動時間を延ばすか、そのときどきで選ぶことができるのです。
それ以外のスペックもカスタマイズすることで、前回の記事の希望をほぼ実現できます。
値段はそれに応じて上がるのですが、自分の希望スペックで試してみたところ、約20万円でした。
安いものだと10万円前後から買える2in1パソコンもあるので、それに比べると割高です。
しかしPanasonicの最高級品だと軽く30万円いってしまうので、それよりはマシです。
スペック不足で使い物にならないという記事もあるので、安くてもすぐに陳腐化してしまうよりは、これくらいのスペックのほうが長いこと使えるように思えます。
(ワタクシ、Vista VAIOヲ15年持チ続ケタ人デス…)
あとは勇気を出してポチっとするだけです。そうです。ビビりですよw
【PC Watch】の紹介記事
https://pc.watch.impress.co.jp/docs/column/hothot/1158388.html
【VAIO A12】の公式サイト
https://www.sony.jp/vaio-v/products/a121/
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