DVD「I am Sam」2013/02/27

DVDで「I am Sam」を観ました。再生して気が付いたのですが,2回目です。

泣けました。2,3回泣きました。たぶん前回も泣いていると思いますが,やっぱり泣けました。

嫁ちゃんは特別支援学校の教員です。毎日たたかって帰ってきます。いつもクタクタになっています。そんな彼女を見ていると,どんなにこの映画が素晴らしくても「いい映画だから観てみたら?」なんて気軽に言えないのも本音です。

彼女が見たら「現実はもっと大変」と言うと思いますが,それを聞きかじっているだけの私にすれば,とてもいい映画でした。

今回は映像特典の監督の解説付きバージョンまで観ました。監督やスタッフ,俳優がどんなところに気を使っているのか,映画を観るうえでも感心することが多かったです。

例えば,病院や警察署などのマイナスイメージの場所の照明は青にする。弁護士リタの気持ちの変化を洋服で示す。ビートルズを障がい者の気持ちを表現するためのセリフとして引用する。などです。

働きながら育児をすることも大変。障がいをもって生きることも大変。

みんな大変なんだけど,つい自分だけが大変なんだと思ってしまう。そして周りを傷つける。でも誰かに分かってほしいとみんなが思っている。

何がもっとも幸せかなんて誰にも分からない。愛情深い里親に育てられることと,自分より知能の低い親に育てられること。どちらが正解かなんて誰にも決められない。でも愛こそ全てなのだと思う。

人生に正解はない。正解を決めるのは自分だ。私はいつも自分や生徒たちに言い聞かせています。それでも,この映画のラストは愛に満ち溢れていて良かったと思いました。
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