読書「共感で人を動かす話し方」2013/02/19

オーディオブックで聞きました。元アナウンサーの菅原美千子さんの本です。

http://presence-design.net/

私は理系人間なので,基本的にロジックが好きです。「ああなってそうなってるから,こうする」みたいな理屈で,自分が納得したり人を説得したりします。

ほぼ毎日書いている生徒観察記録も,事実と感想を分けて書くようにしています。感想(生徒を見ていて思ったこと,願いや心配,今後の指導方針)も書いていますが,そこには一時的な感情を込めないこともあります。

ニコニコするようにはしていますが,あまり感情も表に表さないので,生徒には「クールだ」とか言われます。べつに情熱がないわけではありません。指導中は熱くなるのですが,ふだんから表に出すのが苦手なのです。道徳の副読本を読み聞かせている最中に,生徒にバレないように泣くこともあります(バレてる?)

そして「語る」のが好きです。つい長話を組み立てて,生徒にしてしまいます。理解もしてもらえるし,共感や感動を呼ぶこともあります(あると思っています)。それでも,立ち上がって痛くなったお尻をさすっている生徒を見ると,もっと話を精査して短くできたのではないかと反省します。

そんなこともあり,表題の本を選んだのだと思います。
これが私がこの本を読んだ理由のストーリーです。共感できますか!?
非常に内容が濃い本だったので,メモの一部分を載せておきます。

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・説得の条件 = 論理 × 感情 × 信頼
   どれか一つでもゼロなら説得できない。
・語る=型どる。
   自分の経験を言語化することで、公共の経験、伝承、蓄積ができる。

・物語のメリット
   抵抗感を和らげる。疑似体験して共感できる。
   理解と学習を助ける。記憶を定着させる。
・共感ストーリーがあると,人は行動しやすい。
・ストーリーの4つのタイプ
   「I」ストーリー,「We」ストーリー,
   「Vision」ストーリー,「They」ストーリー
・マイストーリークエストカーブから,自分のストーリーを作る。

・リーダーとしての軸をつくる質問を,内在化しておく。
・プレゼンスチェックリスト

・会話反射神経を鍛える。
   目の前で起きていることを説明する。
   鮮明なイメージが湧くように何かに例える。
・プレップ法
   結論 + 理由 + ストーリー + 再度の結論

・リッツカールトンの「ワオストーリー」に対する,「ギフトストーリー」
・言い負かしても,人は動かない。
・質問力が向上すると,信頼関係を維持しながらコミュニケーションを促進することができる。

・3ヶ月のトレーニングを,フィードフォアードする。
「他人と過去は変えられない。未来と自分は変えられる。」 byガンジー

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まずできそうなのは,
 プレゼンスチェックシートを手帳に挟むこと。
 マイストーリークエストカーブを書いてみること。
 ストーリーのストックをためること。

長話になってきたのでこの辺で。(リッツカールトンに行ってみたい。)
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