教育研究発表会へのきっかけ2012/11/30

発表内容の概要を書きます。(今まで書いてなかった…。)

今回,わたしが研究していたのは,ICTとNLPの関係です。



ここでのICTというのは,従来のITだけでなく,インターネットや電子黒板,デジタル教科書などのコンテンツも含んでいます。

今年度,本校はICTの研究費をいただいたので,どんどんiPadなどが導入されてきました。

しかし個人的に,「ICTが万能ではないはずだ。ICTがあればいいというのではない。そうでなければ,何十年と現職や中教研でやってきた研究は無駄だったことになってしまう。そんなことはないはずだ。ICTは従来の学習方法とはちがう,新しい学習方法の一つなのだ。」と思っていました。



NLPというのは,神経言語プログラミングのことです。カウンセリングやコーチングなどの手法も含めて,人間の行動を言語によって意識化してより望ましく変えていこうという方法論です。

今年度,ある生徒の学習指導で悩んでいました。「従来の指導ではなく,なにかこの生徒に合った学習方法があるはずだ。教科書は読まないのに,インターネットは一生懸命読む。紙には書かないのに,口ではたくさん答えられる。そういう生徒に合った学習方法があるはずだ。」

そんなときに,嫁ちゃんから「優位感覚」について教えられ,勉強していくうちにこのNLPに辿り着きました。



「優位感覚」による4つの学習スタイル,すなわち視覚優位,聴覚優位,体感覚優位,言語感覚優位の4つのタイプがあります。

学習方法にもいろいろな方法があります。たとえば,書く,聞く,話す,実験する,パソコンで調べる,マインドマップを書く,などです。



では,どの優位感覚の子どもが,どの学習方法を選んだときに,最も学習効果が上がるのか。

それが分かれば教師が生徒に合った学習方法を提示しながら授業を組み立てられるはずだ。と考えたのです。



これが,研究の序章です。

ここから,生徒の優位感覚の調査,ICTなどの学習方法ごとの効果の有無についてのアンケートなどを行い,研究としてまとめました。

予算をいただいたので,その成果について発表する必要があったわけです。

研究の結果についてはまたいずれ。

(HPとかで公開できるかな~?個人が特定されるからダメかな~?)

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