新年の目標をSMARTに立てよう2014/01/09

クラスで今年の目標を立てさせました。

3学期というのは今年度の終わりの学期でもあり,今年の始まりの学期でもあります。

3学期は,スタートとゴールの学期なわけです。

2年生としてのまとめをしながら,3年生への準備を進める,そういう学期です。

そんなことを語りながら,今年の目標を生徒に書かせました。





まずは,「知」「徳」「体」の3つについて大きな目標を立てます。

その各項目の下に,2つの枠があって『具体的には?』と小さく質問が書かれています。

さらにその2つの枠の下には,3つの枠があって『さらに具体的には?』と小さく質問を書いておきました。

「知」の目標を2つ,さらに3つと分けて小さな目標に変換していきます。同じように「徳」と「体」についても考えさせました。





つい生徒たちは大きな目標だけを立てて満足してしまいます。

例えば「勉強をがんばる」です。

しかしこれではどうやったら達成できるのか,どうなったら達成したというえるのか,何も見えてきません。

そこで少し具体的にするために質問をして考えさせます。

すると,「苦手教科を克服する」「毎日3時間勉強する」などと考えてきます。

それで安心せずにもう一度突っ込んで考えさせます。

生徒も悩みながら「数学の問題を1日5つ解く」「夜8時には勉強を始める」「まとめをしたらテストする」というふうに書いてきます。



つまり,彼にとって「勉強をがんばる」とは「苦手教科の数学を,1日5問解くことによって克服すること。それも含めて,夜8時には勉強を始めて3時間粘り,それで理解できたかどうか自分でテストをして確認すること。」だと言えるわけです。

非常に具体的です。何をやるのか,どうやってやるのか,明確に分かります。目標達成に向けて迷う必要がありません。

きっと,1年間で達成することが可能でしょう。



このように,言葉だけの美しい目標を,具体的にするように促すことで,実行可能な目標にさせることができます。NLPで言えば,チャンクダウンさせるということです。

実行可能な目標は,達成可能な目標になります。

いわゆる「SMART」な目標設定が大事なのです。

一人一人ともう少し時間をかけて話し合ってコーチングできればいいのですが,そこまでは難しかったのが少々心残りです。

でも,せっかく立てた子供たち一人一人の目標です。達成に向けて,時間を見つけて,こちらも具体的に声を掛けていこうと思います。





「SMART」
 実現しやすい目標設定の方法について
  Simple      :シンプルにする。
  Measurable    :なるべく数字にする。
  Achievable    :ちょっとがんばれば達成できることにする。
  Result-Based   :成果が測れるものにする。
  Time-oriented :時限を区切ったものにする。

http://kani.asablo.jp/blog/2013/09/26/

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