研究授業でプレゼン授業を見てもらった ― 2013/11/29
3年生で行っている黒板を使わない授業を,先生方に研究授業として見ていただきました。
理科教員は私だけなので,他教科の先生方なのですが,全員ベテランなので,ご意見をいただけて嬉しいです。
【授業の概要】
前時で,月の満ち欠けについて学習しています。
本時では,金星の満ち欠けと見かけの大きさの変化について学習します。
そのため,まずは前時を想起させる。
つぎに班活動を行う。金星に見立てたピンポン玉(半分黒く塗ってある)を,太陽に見立てたボールの周りを公転させながら,満ち欠けの仕方や見かけの大きさが変わっていることに気付かせたい。
これを,班で話し合いながら,太陽と金星と地球の位置関係を示した「ディスカッションボード」に満ち欠けと大きさを書き込んでいく。
導入やまとめの説明は黒板ではなく,パワーポイントでスクリーンに映す。それによって,個別指導の時間を確保し,支援・助言を行う。
【校長先生より】
多忙の中,授業提供に感謝します。今後も前向きに取り組んでください。今回の授業は難しい教材ではないでしょうか。
①金星の見え方は,生徒にとっては分かりにくいため,モデルやシュミレーションを使って考察させる。good
②今回の授業でモデルを使っているが,それが生徒にとって分かりやすいか。
③話し合いの場面で,なぜ形が変わり,大きさが変化するのか,そこをしっかり理解させないと金星の見かけの形を書くことが難しい。
↓
「good」まとめで地球儀に方位を貼る。
△課題は文言の工夫が必要では?
「地球から見て,金星の形や大きさはどのように見えるか,金星の動きと地球の自転から考えよう」など
◎めあてとまとめの整合性を図るために,どんなまとめ方にするかを考えて,めあてを設定することが大切では?
「very good」
① 「わかる・できた」が実感できるように視覚的に訴える準備している。
② 方位を理解させるための工夫
③ 月の学習を関連付けながら考えさせる。
【教頭先生より】
○具体物を用いながらの話し合い活動は理解が伴うのでOK!
○グループごとに考える視点を与えながらの机間指導はOK
○TV画面でのタイマー活用はよい。
○毎時のワークシートの活用はすばらしい。
△月のようにはっきりと満ち欠けが分かるわけではないので,頭の中で理解するしかない。
△ポイントの2つ目(金星の大きさの変化)を自力で発見した生徒は?
↓
例「見たまま,見えたままに書きましょう」では出てこないか?
△本時での着地点がわかるように,導入の段階で話す。
【他の先生方より】
○話し合い活動で課題を解決していくことは,教え合いにもなり効果的であった。
○フラッシュで視覚に訴えてわかりやすい授業でした。
○宇宙から見た太陽と金星の位置,理解できました。
○月の学習との比較,昼夜の区別,遠近による大きさなど,まとめ方にポイントがあるかと思います。
○忙しい中の授業,ありがとうございました。
△しかし,グループ内だけの話し合いに終わらず,話し方や説明の仕方を全体で共有できる場があっても良いのではないか。(1人でも2人でも)
・機器の効果的な利用が授業に生きていてすばらしかった。
・ディスカッションボード利用の仕方が勉強になった。
・授業全体が静かに進んでいて,一時間がいつのまにか終わった感じがした。
【自己反省】 △は課題として挙げられたことです。
●本時の課題をあまり詳しく言ってしまうと,「ああ,満ち欠けだけではなく大きさも変わるんだな」というヒントを与えてしまうので,最低限の文で課題としました。しかし,教頭先生のおっしゃるとおり,授業の着地点(これが分かればOKだ)について言及すべきだったかもしれません。見通しって大切ですよね。
●テレビにiPadをつかってタイマーを表示しました。話し合う時間や板書を写す時間などを指定して活動させました。おかげで,授業は時間ピッタリに終わりましたが,代表生徒が考えを発表する時間を作ることができませんでした。確かにやったほうがいいのは分かります。次回の課題ですね。
○事務長さんにも授業を見ていただき,プロジェクターや書架カメラなどのICT機器も有効活用していることを証明できました。短焦点プロジェクターも電子黒板機能付きプロジェクターも,電子黒板用デジタルペンも,すべて却下されてしまったので,ここでグチっておきます。チェッ。。。
理科教員は私だけなので,他教科の先生方なのですが,全員ベテランなので,ご意見をいただけて嬉しいです。
【授業の概要】
前時で,月の満ち欠けについて学習しています。
本時では,金星の満ち欠けと見かけの大きさの変化について学習します。
そのため,まずは前時を想起させる。
つぎに班活動を行う。金星に見立てたピンポン玉(半分黒く塗ってある)を,太陽に見立てたボールの周りを公転させながら,満ち欠けの仕方や見かけの大きさが変わっていることに気付かせたい。
これを,班で話し合いながら,太陽と金星と地球の位置関係を示した「ディスカッションボード」に満ち欠けと大きさを書き込んでいく。
導入やまとめの説明は黒板ではなく,パワーポイントでスクリーンに映す。それによって,個別指導の時間を確保し,支援・助言を行う。
【校長先生より】
多忙の中,授業提供に感謝します。今後も前向きに取り組んでください。今回の授業は難しい教材ではないでしょうか。
①金星の見え方は,生徒にとっては分かりにくいため,モデルやシュミレーションを使って考察させる。good
②今回の授業でモデルを使っているが,それが生徒にとって分かりやすいか。
③話し合いの場面で,なぜ形が変わり,大きさが変化するのか,そこをしっかり理解させないと金星の見かけの形を書くことが難しい。
↓
「good」まとめで地球儀に方位を貼る。
△課題は文言の工夫が必要では?
「地球から見て,金星の形や大きさはどのように見えるか,金星の動きと地球の自転から考えよう」など
◎めあてとまとめの整合性を図るために,どんなまとめ方にするかを考えて,めあてを設定することが大切では?
「very good」
① 「わかる・できた」が実感できるように視覚的に訴える準備している。
② 方位を理解させるための工夫
③ 月の学習を関連付けながら考えさせる。
【教頭先生より】
○具体物を用いながらの話し合い活動は理解が伴うのでOK!
○グループごとに考える視点を与えながらの机間指導はOK
○TV画面でのタイマー活用はよい。
○毎時のワークシートの活用はすばらしい。
△月のようにはっきりと満ち欠けが分かるわけではないので,頭の中で理解するしかない。
△ポイントの2つ目(金星の大きさの変化)を自力で発見した生徒は?
↓
例「見たまま,見えたままに書きましょう」では出てこないか?
△本時での着地点がわかるように,導入の段階で話す。
【他の先生方より】
○話し合い活動で課題を解決していくことは,教え合いにもなり効果的であった。
○フラッシュで視覚に訴えてわかりやすい授業でした。
○宇宙から見た太陽と金星の位置,理解できました。
○月の学習との比較,昼夜の区別,遠近による大きさなど,まとめ方にポイントがあるかと思います。
○忙しい中の授業,ありがとうございました。
△しかし,グループ内だけの話し合いに終わらず,話し方や説明の仕方を全体で共有できる場があっても良いのではないか。(1人でも2人でも)
・機器の効果的な利用が授業に生きていてすばらしかった。
・ディスカッションボード利用の仕方が勉強になった。
・授業全体が静かに進んでいて,一時間がいつのまにか終わった感じがした。
【自己反省】 △は課題として挙げられたことです。
●本時の課題をあまり詳しく言ってしまうと,「ああ,満ち欠けだけではなく大きさも変わるんだな」というヒントを与えてしまうので,最低限の文で課題としました。しかし,教頭先生のおっしゃるとおり,授業の着地点(これが分かればOKだ)について言及すべきだったかもしれません。見通しって大切ですよね。
●テレビにiPadをつかってタイマーを表示しました。話し合う時間や板書を写す時間などを指定して活動させました。おかげで,授業は時間ピッタリに終わりましたが,代表生徒が考えを発表する時間を作ることができませんでした。確かにやったほうがいいのは分かります。次回の課題ですね。
○事務長さんにも授業を見ていただき,プロジェクターや書架カメラなどのICT機器も有効活用していることを証明できました。短焦点プロジェクターも電子黒板機能付きプロジェクターも,電子黒板用デジタルペンも,すべて却下されてしまったので,ここでグチっておきます。チェッ。。。
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