授業で使うパワポ作りのポイント2013/11/28

黒板を使わずに,パワーポイントで説明をするというスタイルで授業をしています。

今週は,これ関連の記事が続いていますね。これを言い表す,うまい言い方はありませんかね?

「パワポ授業」「プレゼン授業」「黒板を使わない授業」「プロジェクター授業」・・・うーん,しっくりこない。。。



さて,これまでに数時間分のパワーポイントを作成しましたので,そこから気付いたパワポの作り方に関するポイントをまとめておきます。





その1 「アニメーションはスライドインが基本」

凝ったアニメーションはさせていません。字,矢印,図,写真,表示するものはいろいろありますが,基本はスライドインです。

注目させたいのは内容であって,パワポの機能ではありません。

パワポを使いだすと,意図のわからないアニメーションを多用したくなるのですが,時間をかけるのはそこではありません。アニメーションを選んでいる暇があったら,表示させる順番など内容に注力すべきです。

例外的に使ったのは,月の満ち欠けを円で表示するときに「ホイール」をでした。月が丸いからという程度の理由で使ってみたのですが,やはり意味ないなと思いました。

あとは個人的に好きな「バウンド」も使ってみました。小さいアイコンを表示するときなど,目立たないものを表示するのに使いました。インパクトを与えたいときなど,特別なときにしか使わないのであれば,意味があると思いました。

展開が複雑だと自分自身覚えていられませんから気を付ける必要があります。どの順番に表示させるか,1ページでどのくらいアニメーションさせるか,そこが教材研究になります。





その2 「色は,黒,赤,青が基本」

この辺は板書のルールと同じかもしれません。

わたしは黒板では1番大事なのは赤,次が黄色だと宣言していました。生徒には黄色ペンは使わせずに青かオレンジを使うように指示していました。

生徒が何色で書けばいいのか迷わないように,ほとんどの生徒が持っているペンの色を使うのは,基本だと思います。





その3 「フォントはゴシック体で40ポイント」

やはり明朝体よりもゴシック体が見やすいです。個人的に好きな丸ゴシック体やPOP体などは一切使いません。

ポイント数もできるだけ大きくします。最低でも32です。それ以上小さくしないと書ききれない場合には,改行したり,次のスライドに移ったりします。






その4 「画像は教科書のものを使用する」

画像として使うモノは,基本的にすべて教科書から持ってきます。

教科書はドキュメントスキャナでPDFにしてあるので,選択範囲を画像としてコピーすることができます。

先日の研修会でも,資料は生徒が家でも見られるものを使用すべきと教わってきました。たしかにその通りだと思います。

インターネットなどで見つけた天体画像よりも,教科書の画像をきちんと説明しながら見せることに,教育的効果があると感じています。

iPadに入れたPDF教科書であれば,その場で大きくして見せることもできます。

しかし,パワーポイントにはそのような器用さはありませんから,あらかじめ拡大したいところを,次のスクリーン(もしくはアニメーション)として準備しておく必要があります。

何を拡大するか,どこを拡大するかが,事前の教材研究になりますね。

来年度は資料集やワークなどもPDF化しておいて,さっと利用できるようにしたいと思います。





その5 「すべてのアスペクト比が4:3になるようにする」

プロジェクターのアスペクト比が4:3なので,スクリーンのほうも4:3にする必要があります。パワポも4:3で作成します。

わたしは理科室備え付けのスクリーンは使っていません。パソコン室で余っていたホワイトボードを理科室に持ち込んで利用して今す。ホワイトボードなら書き込みもできるからです。

アスペクト比は16:9くらいなので,上辺に画用紙を貼って面積を広げることで,4:3を実現しています。

格好は悪いので,改善の余地はあります^^;





とりあえず,5つ挙げてみました。また,実践を重ねていって,見えてきたことがあれば紹介したいと思います。

今夜もパワポとにらめっこです。WordやOnenoteで教材研究していたころが懐かしい(あまり再利用できていない…泣)
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