【野球】自分で積み上げたレンガの壁を、自分で乗り越える。2020/01/09

口ではうまいこと言っているつもり。。。自分は???
今年は暖冬でしょうか。雪が降りません。

それでもやはり外は寒い。

気温4度の練習はキツい。

それでも生徒たちは頑張っています。

私もできる限り、練習を見守っています。

最近、こんな話をしました。





「このあいだ、キャプテン、副キャプテンを中心に、冬の練習メニューを決めたね。

今はそれに従ってやっている。できると思ったから、練習メニューを立てさせているんだけど、ちょっと駄目なところがある。

メニューをその場で決めては駄目なんだ。そうすると、都合の悪いメニューを避けるようになる。辛い練習をしなくなる。

勉強でもそうでしょ?その場の思いつきで勉強していると、『よし、漢字練習しよ。次は、単語の練習しよう。計算問題は面倒だからまた今度でいいや。』ってなるよね。結果、面倒な勉強には手を付けないで試験になってしまう。

だからね、練習メニューは楽しいことと苦しいことと、バランス良く組み合わせてやるんだよ。その場の思いつきではなく、練習の始めに『今日はこれとこれとこれをやります』って決めてからやるの。わかった?」


(はい!)


「もう一つ大事なことがある。自分に妥協しないことだ。

『このぐらいでいいや』『仕方ないよ』『もういいでしょ』では、都合のいい練習でしかない。それでは上達しない。

自分たちの思い通りにならない、都合よくいかない。それが試合だよね。

ど真ん中に投げてくれないかな~。空振りしてくれないかな~。タッチアウトになってくれないかな~。

いやいや、そんな都合のいいこと起きない。さんざん味わってきたよね。

都合が悪くても我慢する。辛くても乗り越える。

苦しみと向き合う覚悟がなくては強くならない。



ボール投げは50回やった、やりきった。それはいい。

みんなで50回と決めたから、途中でやめなかった。

誰かが『もう無理じゃん。』と言っても続けた。そして達成した。

チームで決めたことは、チームのみんなで乗り越える。そこはいい。



じゃあ、待っている間のスクワットは何回やったの?腕立て伏せは?ダッシュはあれが本当に全力だったって言える?

1、2、3、あー疲れた。1、2、あー疲れた。あーやばいやばい、キャプテンがこっち見てるからやっとかないと。

こんな筋トレで力つくの?こんなの誤魔化してるだけだよね。



自分で何回やるって決めてから、覚悟してから、それから始める。

やり始めてから、あ、疲れたからもういいや。ちょっとキツいからもういいや。

それでは成長しない。強くならない。苦しいことから逃げて強くなれるなら誰も苦労しない。



チームのみんなでやることは、チームのみんなが見てるから、数えているから、ごまかしが効かないから、達成できる。それがみんなで練習する効果の一つだ。

でも、筋トレなんて、自分一人でやることなんて、ごまかそうと思えばいくらでも誤魔化せる。

いや、それでいいのか?って。



自分がまず決める。何を何回やるって自分で決めるのが最初なの。

都合の悪いメニューや目標でも、そこを乗り越えて、少しずつ伸ばしていく。

そうしなければ、チームが決めたことも、達成できないまま終わることになるよ。



自分の壁は自分で決める。30回って決めたら30回やれ。やってできなかったら、25回に減らしてもいい。でも、はじめから適当にやっては駄目なんだ。

自分で積み上げたレンガの壁を、自分で乗り越えるんだ。

チームで立てた高い高い壁に向かって、一つ一つレンガを積み上げて登っていくんだよ。

自分が決めて、自分が実行する以外に、成長する道はない。

一人ひとり、みんなで頑張りなさい。」
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